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読書感想文【解像度を上げる】馬田隆明著

こんにちはコウカワシンです。

今回は、馬田隆明(うまだ・たかあき)さんの著書【解像度を上げる】から学んだことを書かせていただきます。

この本は、「物事の解像度を上げて理解を深め、成功度を上げる」ための方法論が書かれています。

何かにつけて物事が、「ふわっとしている」「説得力に欠ける」「ピンとこない」と感じたことはないでしょうか?

そのような状態を本書では「解像度が低い」と言います。

「解像度が低い」ままの状態では、ビジネスをするにしても霧の中で当てずっぽうに矢を射ているようなものです。

多くの人は課題の解像度を上げる前に、「何をするか」を詳細に考えてしまい、多くの場合はあまり成果が上がらないまま終わるというようになります。

解像度を上げるメリット

本書から解像度を上げることのメリットを3つほど抜き出してみました。

それは以下のとおりです。

  • やるべき課題がハッキリする

  • 物事の理解を深めることができる

  • きちんとした視点で情報を集めることができる

これはビジネスだけでなく日常生活ででも大いに役に立つことでしょう。

たとえば、新聞やテレビ、ネットニュースなどの記事や情報を見て、疑問がわくことはありませんか?

疑問があるということは「何がわかっていて、何がわからないか」の境界線を引くチャンスです。

そうでない場合は「わからないところがわからない」状態であり、疑問すらわかず質問できないのは解像度が低いということになります。

ビジネスの場合でもわかっていることが「新規の顧客が減っている」だけでは、次に打つべき手がないはずです。

「なぜ減ったか?」とか「いつから?」「どのくらい?」「同業他社の状況は?」などの情報が足りなければ足りないほど解像度は低いといえます。

つまり「解像度を上げる」メリットは、未来の私たちの行動すら左右するということなのです。

解像度を上げるための注意点

解像度を上げるにも注意点があります。

  • 「深さ」「広さ」「構造」「時間」の4つの視点を押さえる

  • 状況を「言語化」できるようにする

  • 粘り強く続ける

「深さ」「広さ」「構造」「時間」の4つの視点はぜひ本書の解説を深く読み込むべきです。

その状況を「言語化」、つまり言葉で説明できるようにして、それを愚直に粘り強く続けることで解像度が次第に上がっていきます。

解像度を上げるための行動

どのように行動すれば解像度が上がるかは、次のとおりです。

  • 情報×行動×思考の量をこなす

  • 解像度を上げた後の課題と解決策はあくまで仮説であると認識する

  • 言葉や概念、知識を増やす

つまり、常に課題を持ち、トライ&エラーを繰り返すことで情報量が増え、次第に知識としての蓄積が解像度を上げていきます。

それは解像度を上げるための検証・行動であり、実験です。

ビジネスにおいて、顧客について十分に解像度が高ければ、顧客は想像通りの反応を返すし、業界や組織の解像度が高まれば、そのシステムが予想通りの動きを見せるはずです。

想像や予想は「仮説」です。

仮説が現実と一致することが理想ですが、そのためにも実験という行動によるフィードバックが欠かせないのです。

このようにして努力をしてみても結果にたどり着けないというなら、その原因として、良い言葉や概念を持っていないのかもしれません。

それでは良いインプットもアウトプットもできません。

ですので、語彙を増やすことが大事です。そうすることで世界を極めて詳しく細かく見分けられるようになります。

たとえば、緑色を表現するとき、「緑」だけではなく、「萌黄」(もえぎ)「黄緑」(きみどり)「草色」(くさいろ)「若葉色」(わかばいろ)といった表現ができるほうが正確に描写できているし解像度が高いと見て取れます。

そして、単に語彙を豊富に持つだけではなく、その語彙を適切に使えることも大切です。

課題とは理想と現状のギャップ

誰でも自分にとっての理想があると思います。その理想は「課題」ということです。

そして現在の自分の立ち位置、それが「現状」ということです。

理想と現状は多かれ少なかれギャップがあるものです。

たとえば、自分の売上目標(理想)が今の数倍になっていることだとすれば、現在の売上とのギャップが課題となります。

解決策としていろんなアプローチがあると思いますが、理想の設定は間違うと危険です。

なぜなら、理想をどう設定するか次第で課題の在り方は変わるからです。

理想の設定は方向性だけでなく、程度の設定も自由です。

理想を将来の姿にするためにするべきは解像度を上げ、何かしらの評価軸を持つ思考法をきっちり持つことでしょう。

そのためにも本書は最高のハウツー本であると感じました。


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