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【せっかく読んだならアウトプットしよう!】あなたもできる「書評」の書き方


 小説、エッセイ、ドキュメンタリー、ビジネス書に自己啓発本、漫画。読書が大好きなみなさんは、読書後の熱い思いをどうしていますか? 誰かに喋ったり、日記を書いたり、SNSに投稿する人もいるかもしれません。

 本についてさまざまな人の考えを知ることができる文章が「書評」です。  本記事では、読書好きの方に書評の魅力をご紹介します。
 書評は読むのも書くのも楽しいものです。まずはいろいろな書評を読んでみませんか? そして、自分自身の読後感を分析して「書評」を書いてみましょう! 感想と書評の違いや、書き方のコツも必読です。

まずは書評を読んでみよう!

 辞書によると「書評」とは「書物について、その内容を紹介・批評した文章」です。英語では「ブック・レビュー」と言います。ファッション誌や週刊誌、カルチャー誌など、多くの雑誌や新聞に書評コーナーを目にしたことがある人も少なくないはずです。

 それら雑誌などの書評の執筆者は、文芸関係者や文学者だけではありません。たとえば芸能人や著名人、その本とは異なるジャンルのアーティストやミュージシャンなど、別の分野に造詣が深い人たちが独自の視点で執筆しています。

 つまり書評は、誰が書いてもいいし、誰が読んでもいいものです。多くの人が、その本について真剣に語るのが書評。対象の本に興味を持って読んでも、書き手に興味を持って読んでもOKです。難しく考えすぎなくて大丈夫です。

「感想」と「書評」の違いとは?

 子どものころに読書感想文を書いた人は多いと思います。最近では「読書メーター」など、本の感想をシェアするサイトも複数あります。そういったサイトを利用して読書記録を残したり、自分と同じような感想を持った人の本を読んでみたりするのもおすすめです。まだの方は、ぜひお試しを!

では「感想」と「書評」の違いとはなんでしょうか?

【感想=読書体験から得た自分の感動、想いを書く】
・どの部分にどう心が動いたか、なにを思い起こしたか、読書前後で自分の気持ちはどう変化したか。
・あらすじは書いてもかかなくてもよい。

【書評=その本に対する自分の意見、評価を書く】
・その本の魅力や、注目すべき点、評価のポイントについて論理的に述べる。
・社会や時代におけるその本の役割や影響を考える。
・以上のために、本の概要(あらすじ)について多少は書く必要がある。

 自分自身が主体である「感想」と、評者として客観的に分析する「書評」。自分が書く場合だけでなく、読む場合にも、その文章は感想なのか書評なのか(あるいは、どちら寄りの文章なのか)意識して読みたいものです。

 どちらが簡単・難しいとは一概に言えません。読書体験をより豊かなものにしてくれる点は共通です!

具体的な書評の書き方と発表の場を解説!
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