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真夜中-R

断片的なメモ。
机の上に重ねているまだ読んでいない本。目の前に1日を過ごして画面の中で見つけた本を読みたくなって本屋に行く夜の、帰ってきた夜に読んでいない本の上に買ってきた本を積み重ねて風呂に入って画面を見る夜中。

割を食っているとしか思えない仕事の逃げ道は金を稼いでいるという、なんとか自給自足しているのだという気負いでしかないのだけれど、どうしても割を食わせているとしか思えないあの人の化けの皮だけは剥いでやりたいと思いながら風呂に入って、どうでもいいやと思えるように自分に期待するけれど、どれだけ湯船で体と心をふやかしてもあいつだけは許せないと思って、まあ自分なんてこんなもんだと思った日。

もうどうでもいいと思いながら過ごす休日はいつも午後からがスタートで、もうどこかの人が朝から何かをした帰り道の電車の中、私は電車に乗ってどこかに向かっている。生活の反対のところにも人はいるのだよとその人に言ってあげたいけれど、私の生活の当たり前と思っている毎日にも反対にいる人がいて、きっと私はその人たちに出会うことは絶対にないと思いながら見る窓から差し込む夕陽。


どうでもいいけど、暑いよね。聞こえる誰かの声。
ぜんぜんどうでもよくないけど、暑すぎるし。と思う私。

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