二千年の物語 百年の祈り“倭姫命版”ヒーローズジャーニー51 ことの葉綴り一〇二五
冬至 ゆず湯に運盛り
おはようございます。冬至の朝。
雨が降っていますが、お昼には雨も上がるようです。
十二月二十二日(木)。冬至の日の暦は、六曜は「先負」で、午後が吉。万事に平静を心がけて、控えめにしてよし。十二直は「納」で、物事を納め入れる日。商品の買い入れ、買い物、新築、五穀の取り入れに吉。二十八宿は「斗」で、土堀り、種まき、新規の事業、倉庫を建てるのに吉。
そして天が母の様に慈しむ「母倉日」。ご神事やお参り、ご先祖供養によしの「神吉日」です。
一年で、昼がもっとも短く夜が長い日。
陰極まり陽に転じる「一陽来復」
私はお昼から外出しての仕事なので、それ終わりで、穴八幡神社さんの「一陽来復」に並びにいこう! と、思ってます(^^)
と、昨日、大切なご挨拶があり手土産を買ったお店で、なんと今日の冬至のゆず湯用のゆずを手ぬぐいにくるんでのプレゼントを頂きましたよ~。
なんて素敵なギフト!! メッチャ嬉しい!
“倭姫命版”ヒーローズジャーニー51
「神話は、人間生活の精神的な可能性を探る鍵」
世界中の神話を比較研究し、神話の英雄には、「元型」となる神話の法則「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」があることを発見したのが、宗教学者ジョーセフ・キャンベル。
「英雄とは困難なものに人生を賭けて挑戦し、それを成し遂げる者」
「英雄は、旅立ち、成し遂げ、生還する」
誰もが、その人生の“ヒーロー。
神話や物語には、こうした「元型」があり、それを知ることで、私たちが生きる上での、勇気や力を与えてもらえます。
今の時代だと、アニメや漫画、映画、ドラマもそうですよね。
あなたの好きな「物語」はなんですか?
きっと、大好きなヒーロー、ヒロインは、あなたの内面の魅力や特性と、共通項があるはず。
そして、知らず知らず、喜び、勇気、元気をもらっているはず。
そんな「推し」や「好き」を持っていたいですね。
倭姫宮 2023年 御鎮座百周年
ほとんどの人に知られていない、倭姫命さま。
日本人の心の源郷といわれる「伊勢の神宮」
毎年、1千万人近くがお参りする聖地ですが、
そこに、天照大御神さまがお祀りされるまでにも、物語があったこと。
この物語の主人公が、倭姫命さま。
叔母から受け継いで、皇祖神さまの御こころのままに、40年以上も、仲間(重臣たち、物忌みの童ら)たちと共に、旅先(ご巡幸先)での出会い、困難、さまざまな経験をされて、伊勢の神宮に天照大御神さまをお祀りすることを、成し遂げられたこと。
そうした物語があること。
遥か古、旅の、物語の主人公は、女性で、その周りを優秀で有力な男性たちが支えていたこと。
そして、チームみんなで、数々の困難を乗り越えて成し遂げられたこと。
今後、伊勢の神宮にお参りされる機会があれば、ぜひ、そんな“物語”があったことを想い出してもらえればうれしいです。
伊勢市には、この倭姫命さまをお祀りする「倭姫宮」もあります。
ぜひ、足をのばしてお参りなさってください。
そこは、二千年続く伊勢の神宮で、もっとも新しい百年を迎えるお宮です。
でも、倉田山の豊かな鎮守の杜があり、石段を登っていくと、静かな佇まいのお宮です。
来年、令和五年、「倭姫宮」は、百周年を迎えます。
古くて新しい。
そしてこの祈りのこころは、未来へと続いていく。
けれど、古からの想い、物語は、生きている……のです。
来年、この「倭姫命」さまのことを、一冊の本にまとめさせてもらうことになりました。ありがたいです!! また「ことの葉綴り」でもお知らせします。どうぞ宜しくお願い致します。 冬至の朝に。感謝ともに。
―次回へ
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