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倭建命 其の一 倭姫命様の装束を貰い熊曾へ 神話は今も生きていることの葉綴り五二四

古の“バーチャル”の知恵「立秋」

こんにちは。40℃近い暑さに加え、3つの台風も接近しています。
備えが必要ですね。皆さん、この週末、備えをしてお家で元気にお過ごしくださいね。台風の雨も風も、無難でありますように!!

八月七日は、二十四節気の「立秋」です。七十二候では「涼風至る」。
夏の暑さで、夏バテしたり体力減少するときだからこそ、「秋が立つ」「涼しい風が至る」と、イメージをすることで、少しでも気持ちだけでも、夏の大変さを忘れましょうという古来の“バーチャルの知恵”だったのですね。

週末の暦は、「立秋」八月七日(土)は、六曜は「仏滅」勝負なしの日。十二直は「(たいら)」物事が平らかに平等円満になる日。二十八宿は「(じょ)」何かのお稽古始め、発表会、種まきに吉。

八月八日(日)は、六曜「先勝(せんしょう・せんかち)」で朝が吉。十二直「(さだん)」は、物事の善悪が決まる日。二十八宿「(きょ)」は、学問始め、衣類の新調に吉。相談事、婚姻など積極的な行動は凶。そして「一粒万倍日」と「神吉日」の吉日でもあり、夜22時50分には、獅子座の新月です。
台風もあり、お家でゆっくり過ごすのがいいかもですね。

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私、実は、超天然なんです(^^)

銀座のフルオーダー・ジュエリー」マガジンに、A.C.T.Y plains GINZAさんが、前回の「祝しゃばけ」20周年&「妖(あやかし)と楽しむ盛夏?!」を、追加してくださいました! 嬉しい。
ありがとうございます!いつも素敵なジュエリー拝見しております。

また、シバイヌモモさんが「意外な一面を垣間見た」とコメントくださったのですが、は、私はよく「天然」と言われます(笑)。すごく抜けてるところがあります。まぁ今綴っているのが「神話」なので、その一面が出にくいかもですが……(笑)。
天然で、妖(あやかし)好きで、時に関西弁を話します(関西出身なので)。これからも、宜しくお願いします!

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倭建命(やまとたけるのみこと)さまを祀る神社

今回から、倭建命(やまとたけるのみこと)さまの物語へと入ります。
と、今日は朝から検査に出かけたクリニックの近くに、なんと、日本武尊(やまとたけるのみこと/倭建命)さまをお祀りする「鷲神社」さんがあって、「今、倭建命さまの物語を書かせていただいております。ありがとうございます」と、お参りさせてもらってきました!なんだか、ご挨拶できたみたいでとっても嬉しかったです。
神さま~ありがとうございます! 宜しくお願い致します。
この「ことの葉綴り」をご覧くださった方に幸ありますように!!

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天照大御神さまのご加護をうけて

第十二代、景行天皇(けいこうてんのう)の太子(ひつぎのみこ)の小碓命(をうすのみこと)は、父を敬愛するまじめでまっすぐな少年でした。
その父、天皇(すめらみこと)を裏切った兄の大碓命(おほうすのみこと)のことを許せないでおりました。
そんなある日、天皇から、「ねんごろに教え諭せ」と命を受けると、小碓命(をうすのみこと)は、兄を殺めてしまったのです。
それを知った天皇は、小碓命(をうすのみこと)の荒々しく猛々しい性格を恐れおののき遠ざけるために、わずか十五の皇子に、遥か彼方、九州の熊曾(くまそ)討伐を命じました。

少年は、父から、「これは大役を私におまかせくださったのだ」と、疑うことなく、意気揚々と出立していったのです。

このとき、小碓命(をうすのみこと)は、天皇の妹で、伯母であり、伊勢の神宮の斎宮(いつきのみや)の倭姫命さまに、お会いになるために、大和国の宮中から、伊勢国の伊勢の神宮へ向かい、そして、九州へと旅したかもしれません。

なぜなら、小碓命(をうすのみこと)は、出立するとき、倭姫命(やまとひめのみこと)さまの御装束を、もらい受けて、それを熊曾征伐に、剱とともに持って行っているのです。

また、ここで倭姫命(やまとひめのみこと)さまの御装束をもらったということは、皇祖神の天照大御神さまのご加護を受けたということです。

とはいえ、十五の少年に、家臣もそれほど多くはなかったでしょう。
御船を与えられているわけでもありません。
大和国→伊勢国→そして、九州の熊曾までは、本州を陸路で、いくつもの山を越えて、歩きながらのどれほど辛い旅路だったでしょう。
まさに地の果てまで向かう覚悟で、十五の太子(ひつぎのみこ)は、何か月もかけて、徒歩で、少ない家臣たちと進まれていったのです。

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伯母、倭姫命さまの甥への祈り

って、今でいう、奈良県~熊本県までを歩いて!! まあ本州から九州までは小さな船で渡ったにせよ……しかも、伊勢の神宮までお参りしたあとで、そこから熊本まで歩き~?! ありえませんよね。
ヒッチハイクもないのに。
いったい、どのくらいの距離? 何か月かかるんでしょうか。
しかも道路もない時代ですから。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまも、小碓命(をうすのみこと)さまこと倭建命さまも、「」と名につく神様は、過酷で厳しい全国行脚、ご巡幸の旅をされてますね。
だからこそ、伯母の倭姫命(やまとひめのみこと)さまは、甥っ子で真面目まっすぐな小碓命(をうすのみこと)の苦労を、いちばんよくわかる理解者だったのでしょうね。

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―次回へ
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