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春分の日 受け継いだ命で、未来を創る 神話は今も生きている ことの葉綴り七五二

春のお彼岸・春分・一粒万倍日

おはようございます。春分の日の朝、5時44分が日の出タイム!
昼と夜の長さが同じ日ですね。
三月二十一日(月)、春分の日の暦は、六曜は「友引」で、朝と夕が吉。何事も勝ち負けのない日。
十二直は「やぶる」物事が突破する日。
二十八宿は「」の、壁塗り、修理や工事は吉。
そして、吉祥日の「一粒万倍日いちりゅうまんばいび」で、一粒の種を蒔けば、万倍に稲穂が実るとされる吉祥日!
加えて、「神吉日かみよしにち」で、祭祀やご神事、ご先祖の供養、お墓参りによい日です。

春のお彼岸でもあります。
皇室の宮中祭祀では、皇霊殿で「春季皇霊祭しゅんきこうれいさい」という、歴代天皇・皇后・皇親の神霊をお祀りするご先祖祭が執り行われ、神殿しんでんでは、「春季神殿祭しゅんきしんでんさい」で、神恩感謝のご神事が執り行われます。
伊勢の神宮からも、宮中祭祀に合わせて、大宮司はじめ神職のみなさんの遥拝式がおこなわれます。

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受け継いだ命で、未来を創る

私たちも、ご先祖の「いのち」が、この地上に誕生したときから、連綿と受け継がれた「いのち」……そのつながりに、春分の日は手を合わせたいですね。
同時に、春分の日は、そこから一年間の「区切り」で、月や星の惑星からみると“宇宙元旦”ともいいます。
自分自身の「いのち」を、人間としてどう生きるか。
一瞬、一瞬、何を選び、どんな思考・感情で、日々の暮らしを積み重ねていくか。そして、どんな願いを持ち、どう叶えていくか……。
誰とつながり、手を伸ばし、優しさ、慈しみを育んでいく……。

前々回、書いた「目にはみえないこころの幸せの種をまく」ことに、シバイヌモモさんがコメントをくださり、すごく嬉しかったのですが、実は、今の時代、それがとっても大切な気がするのです。

cofumi(こふみ)|詩🖋作詞🎵 さんもコメントくださって。すごく嬉しかったです。はい。日々、仕事の合間になりますが、続けますね。

で、春分の日の朝、ちょっと感じたことをシェアさせてくださいね。

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揺れながら真ん中の道


現在、綴っている、神話の物語の、「運命の歯車が動く」で、感じているのですが、きっかけは、一人の「」「」から、何かが動き出してしまう……これも、人生では起こることがあります。
日本の神さまは、完全ではなく“失敗して”成長していくのが好きなのですが、私たち人間も、決して完璧で、100%善や幸せだけではありませんし、また、逆の、悪、不幸せだけの100%でもないと思うのです。
善悪、正義の二元だけではなく、その中庸を探したいですよね。

だからこそ、自分がどう「在る」か。
どうこころを整えるか? 何に幸せ、楽しみを感じて、笑顔になれるか。逆に、どんな人の言葉にイラっとしたり、傷つくのか?……日々の暮らしの中で、自分自身とつながり、俯瞰的に感じることが大切な気がしています。

そのとき、「いのち」が、決して自分だけのものではく、ずっと、千年、二千年も古から、つなげてくれた一人一人のご先祖がいる、と思うだけでも、視点が少し広がる気がしませんか? 

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小さな幸せの種

そして、日々、小さな幸せの種を蒔くのは、こころを整えるのに役立ちます。振り子が揺れたときに、真ん中に戻してもくれます。
朝、窓を開けて深呼吸する。コーヒータイムを楽しむ。
愛犬と散歩する。
花を育て愛でる
好きな趣味の推活をする
料理をつくる
お昼寝をする
スイーツを食べる

……なんでもいいですよね。
今の時代、心も揺れ動いて当然。不安になることも多い。でもそれは決して悪いことではありませんよね。
揺れて感じて、考えて、自分はどう在りたいか? 
自分の振り子が揺れたとき、揺れを感じたら、真ん中へと戻れるように。
だから、幸せの種を蒔くのは、日々のルーティンだと、いいと思うんです。
揺れが小さくなり真ん中に戻れるその瞬間、ホっとできて、呼吸していて、ちょっと笑顔になって……きっと、その積み重ねこそが、心の軸を強くしてくれる気がします。

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中今のこころ

「いのち」は決して、自分一人だけのものではなく、受け継いできてくれた先祖の「いのち」があっての「今」。だからお彼岸を満喫したいな~と。
同時に、「今」これからの、その受け継いだ「いのち」を、どう大切にして、どんな状況や社会でも、どう「幸せで在る」のを見つけて、人生を創造していくか。

神道では、過去、現在、未来を含めた今「中今」を、大切に価値あるものとして生きる、といわれています。
そのとき、日々の、見えないけれど小さな幸せの種蒔きは、「中今」のこころで生きることにつながると思うのです。

皆さん、いつも、本当にありがとうございます。
春のお彼岸、春分の日+一粒万倍日
ご先祖さまに感謝し、お一人お一人の幸せの種をいっぱい巻いて笑顔でいらしてくださいね

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―次回へ、

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