一日十別 ことの葉綴り其の九
一日十別
感謝の卒業祭
家の中を、スッキリしたい!
シンプルにしたい!
と、体の奥深くから湧きあがってきて。
次の休みを、荷物整理にあてようと決意したものの
朝目覚めると、体の方が先に動き出した。
ゴミ袋を手に、
使わなくなったもの、
散らかったもの
“もの”さんたちを手にしていた。
最初は、「一日十別」
もう使わなくなった“もの”さんたちと
1日に10個はみつけて、お別れしよう!
私は、この“もの”さんたちと
出会ってから今日まで
大切に使ってきただろうか?
気付かぬうちに、無意識のうちに
ただそこにある
存在になっていなかったか?
ちゃんと、使えなくて、ごめんなさい 。
これまで、私の部屋にいてくれて、ありがとう。
今、旅立っていってくださいね
今日まで、ありがとう!
その“もの”さんたちは
過去の「私」でもある。
気づかぬうちに
自分自身の一部になっていたもの。
そして、今、
その過去の自分とは違う私が在る。
“もの”さんたちを分けて別れることは
意識にはあがらなくなった、
過去の私と、今を分けて、
過去には、ありがとうとさよならして、
「今」の自分とつながりなおすことでもあるんじゃないかな。
休みまでの1週間は、
一日十別。
そして、いよいよ「感謝の卒業祭」をスタートさせた。
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