見出し画像

天照大御神様の朝夕のお米を作る御田「家田田上宮」ことの葉綴り 九四二回

秩父三社参り

おはようございます。九月も残りわずか。九月二十九日(木)の暦は、六曜は「赤口しゃっこう」で、お昼前後が吉。十二直は「たつ」で万物を建て生じる日。何が新たに始めるのによい日。神仏への祭祀、お参り、婚礼、開店開業、引越し、旅行もいい。新しい服をおろすのも吉。二十八宿は「」で、種まき、新しい事業やお仕事に吉。そしてご神事、お参り、ご先祖供養によい「神吉日」です。
昨日の一粒万倍日+大安に、埼玉県の「秩父神社」さんと「三峯神社」さんへとお参りしてきました。
八月に「寶登山神社」さんは、お参りしたので、秩父三社のお参りができました。素晴らしい聖地ですので、またご紹介しま~す。

五十鈴川沿いのご巡幸地

さて、倭姫命さまのご巡幸の伊勢市内編。
前回と前々回は、五十鈴川沿いの「朝熊神社」さん。「朝熊御前神社」さん。そして朝熊川の三角州にご鎮座する「鏡宮神社」さんをご紹介しました。

倭姫命さまは、五十鈴川の河原で、頭に苗を乗せた老婆と出会ったところを「鹿乃見(かのみ)」と魔づけられました。(現在の伊勢市鹿海町かのみちょう)。
この老婆に、いろいろと質問をしていると、「なんでそんなことばかり聞く!」と、倭姫命さまは、咎められたことから、そこを「咎の淵(とがのふち)」と名付けたそうです(^^)

『倭姫命世記』によりますと、

倭姫命さまは、そこから「矢田の宮」に幸行されました。次に「家田田上宮いえたのたかみのみや」にお遷りになります。
倭姫命さまが、「家田田上宮いえたのたかみのみや」にいらっしゃるときに、度会わたらい大幡主命おおはたぬしのみことが、こちらを、天照大御神さまの、朝と夕のお食事(御饌みけ)ようのお米を作る神聖な田んぼと、定められました。

ちなみにこの度会わたらい大幡主命おおはたぬしのみこととは、伊勢の国に入っていらい、倭姫命さまにお仕えし、片腕となりご尽力された、大若子命おおわくごのみことのことです。


矢田宮やたのみや家田田上宮いえたのたかみのみや

というご巡幸の物語にそって、五十鈴川を1㎞ほど上流に進みます。

倭姫命さまが名付けられた、鹿海(かのみ)町五十鈴川の川向う、伊勢市楠部(くすべ)町に「矢田宮やたのみや」とされるお宮はありませんが、矢田という地名がのこっていたり、矢田川が流れていたりします。

さらに、矢田川の橋からすぐ、田園風景が広がるなか、「家田田上宮いえたのたかみのみや」があります。

いえ、今は「神宮神田」と呼ばれています。


倭姫命さまの頃から、ずっと、こちらでは、天照大御神さまにお供えするお米をつくっているのです!!
すごくないですか?
こちらも少し詳しくご紹介します。


―次回へ。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?