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試練の中の小さな一歩は尊い 倭姫命版ヒーローズジャーニー24 ことの葉綴り九九二

一粒万倍日💛

おはようございます。朝は冷え込むようになりましたが色づく樹々が美しい晩秋ですね。
十一月十七日(木)の暦は、六曜は「先負せんぶ」で、午後が吉。万事、平静をこころがけてよしの日。急用などは避けてよし。十二直は「とず」の、すべて閉じ込めるといい日。お金を納めたり、お墓を建てるのもいい。二十八宿は「かく」で、衣類の新調に吉。冬コートとかそろそろ準備したいですもんね。結婚、旅行、建築や改修も吉です。そして一粒が万倍に実る吉日の「|一粒万倍日《いちりゅうまんばいび》」です。宝くじ購入、お財布新調など、開運行動したいですね。私はお仕事の合間にお参り行ってきまーす。
今日も皆さん、お元気でありますように。


倭姫命版ヒーローズジャーニー24

約二千年前、第十一代、垂仁すいにん天皇の皇女、倭姫命《やまとひめのみこと》さまは、皇祖神の天照大御神さまが永久にお鎮まりになる聖地を探して、御杖代みつえしろとして、ご神意のままに“仲間”(重臣たちふくめ、従者も)と共に、ご巡幸の旅を続けられました。
この旅の物語を、神話の法則「倭姫命やまとひめのみこと版ヒーローズジャーニー」として考察しています。

可怜うまし国なり。この国に居らんとおも」のお告げをうけて、「さらにき宮処を!」と、伊勢の国を巡られますが、佳きところが見つからず、また険しい道のりとなり、困り果てられて、「通過儀礼」の試練の旅が続いていました。


試練の中の一歩一歩が、力に変容する!

そうした苦難続きの中でも、倭姫命やまとひめのみことさまは、山の中で、祭祀に使用される「火打石」を見つけられたり、地元の土地を潤す水や、五穀の神(久具都彦命くぐつひこのみこととの出会いがあり、そこに社を定めたりと、懸命に、そのとき、そのところで、できうる限りのことをされていました。

私たちの人生もそうですよね。
苦難や困難な立場に置かれたとき、気持ちは焦るしもがくし、自信もなくすし、苦悩しますよね。
でも、そんなとき、大切なことは、一日一日、目の前のことを、一つ一つ“こなし”ていく。
それを積み重ねていく。
めちゃくちゃ、地味に感じるし、「これで前進しているのだろうか?」と、疑いたくなります。

でも、この一歩、いえ半歩……ときには、その場所ででも、「そのときに、やるべきことを続ける」。
無理せずに、できることをコツコツと集中していく。

これ、とっても大切で尊いように思います。

暗いトンネルを進んでいるとき、疾走したりしませんよね。
きっと、手探りで壁を伝って、慎重に、でも一歩、一歩、歩みを進めていくはず。
険しい石段を昇降するときも、(まあ火祭りで、駆け降りる神事もありますが)、足を滑らせないように、一段一段、足をつけて、そしてまた一段と、歩を進めますよね。
苦しいときほど、その日、その時、無理せずにできることをする
前進している気がしなくても、他の人と比べて遅れをとっていると感じても、でも、その小さな一歩、一歩の積み重ねは、きっと後から人生を振り返ったときに、生きる力へと「変容」していると思います。

「明けない夜はない」を信じて

そんなとき、できれば、相談したり、ときおり、愚痴をこぼせる“仲間”がいるといいですよね。
話を聞いてもらうだけでも、背負った重荷を、いったん、脇に置くことができます。
息抜きにもなります。
「よし、明日からも続けられる」

倭姫命やまとひめのみことさまのご巡幸の物語に触れているとき、「大変さ」「不安」「これでいいの?」と自分たちの人生にも“置換”をして感じられることが、とても多くて、勇気や元気をもらえる気がするのです。

そして、“明けない夜はない”……。

さて、倭姫命やまとひめのみこと版ヒーローズジャーニーも、そろそろ夜明けとなるのでしょうか? まだ試練は続くのでしょうか?

それはまた次回!


―次回へ

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