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天照大御神様のお告げ! 元伊勢七〇 神話は今も生きている  ことの葉綴り三九八

大安・満・巳の日の吉日


おはようございます。お天気が良く、夜明けと共に目覚めた週末。
今日は、万(よろず)によい「大安」(六曜)、すべてが満たされる「」(十二直)、 そして金運・財運によい吉日「巳の日」の大吉日です。
旅行や移転にもいい日ですが、今は、遠出はできませんが、外の新鮮な空気を吸いに、お散歩や、氏神さまへのお参りいかがでしょう?
明日も二十四節気の「清明」で吉日です。
「ことの葉綴り」訪れてくださったお一人お一人、楽しい佳き週末でありますように!! 
と、私は午前のヨガに間に合うように、今から「ことの葉綴り」のひとときです(^^)

※これまでの神代~14の神話の物語(1~367回まで)のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。新たに「元伊勢 倭姫命さま 前編」の物語もマガジンに「まとめ」ました。


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二人の皇女の「元伊勢」物語 七十回目

天照大御神さまが、お鎮まりになるのにふさわしい聖地を求めて、皇女の豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)さまと、倭姫命(やまとひめのみこと)さまが、大神さまの御こころを受ける御杖代(みつえしろ)となり、ご巡幸される「元伊勢」の物語
70回を迎えました。

これまでのふりかえりを……。
第十代、崇神(すじん)天皇の皇女、豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)が、大和国、丹波国、木乃国、吉備国を巡られて、再び大和国に戻られて、「御室嶺上宮」(みむろのみねのかみのみや)にて、姪っ子で、第十一代垂仁(すいにん)天皇の皇女、倭姫命さまへと、受け継がれました。
天照大御神さまをお祀りする、初代の斎王(さいおう)として、五十年以上も、祭祀とご巡幸に全身全霊でお仕えになられました。
「元伊勢」の物語の前編としてまとめました。


二代目の斎王となられた倭姫命さまは、有力な豪族の重臣たち「五大夫(ごたいふ)」とともに、大和国を旅立たれます。
天照大御神さまの御こころのままに、どの道をゆくかも委ねて、祭祀を続けながらご巡幸をされていきます。
その神の御こころで、出会ったのが、童女の大宇祢奈(おおうねな)でした。「大物忌」という、天照大御神さまのご神事の重要なお役目を担うことになります。
そして、ご巡幸先で、その土地の“真実の名”を知り、関係を築きながら、ときに荒ぶる神をお鎮めになりと、三十年以上も祭祀を続けられてきました。

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八十年の歳月、御代替わり……

大和国、伊賀国、淡海(近江)国、美濃国、尾張国、そして伊勢の国「飯野高宮」で四年間、天照大御神さまをお祀りされます。
すでに、三十四年の歳月が流れていました。
初代の斎王、豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)さまの五十年と併せると、「継承」のために二年ご一緒だったとしても、八十年以上も「ご巡幸」されていることになります。
崇神(すじん)天皇の御代から垂仁(すいにん)天皇へと御代替わりもありました。
それぞれの天皇の御代の物語も、ドラマがありますので、良かったらご覧くださいね。

崇神天皇、祭祀を整へられて……。豊鋤入姫命さまの父

垂仁天皇の悲恋! ぜひ、知ってほしいです。倭姫命さまの父

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天照大御神さまのお告げが!!!!

倭姫命(やまとひめのみこと)さまご一行は、祓川で「お祓いの儀礼」をされたのち、さらにご巡幸の旅を進めていかれます。


其れ従り(それより)幸行(みゆ)きして、佐佐牟江(ささむえ)に御船泊め給ひ、其の処に佐佐牟江の宮造り坐(ま)しまさ令(し)め給ひき。大若子の命、「白鳥の真野の国。」と国保伎(くにほき=寿き)白(まを)しき。其の処に佐佐牟江の社を定め給ひき。

其の処従(よ)り幸行(みゆ)きしたまふ間に、風浪無くして、海の塩大与度(おおほよど=淀)に与度美(よどみ=淀み)て、御船をして幸行(みゆ)きせしむ。其の時、倭姫の命悦び給ひて、其の浜に大与度の社を定め給ひき

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次回、詳しく見ていきますが、伊勢の国の「佐佐牟江(ささむえ)」に御船を泊められて、倭姫命さまは、そこに「佐佐牟江宮」をお建てにたり、天照大御神さまをお祀りなさいました。大若子命(おほわかごのみこと)は「白鳥の真野の国」と、ほめたためます。

海は穏やかで、波風なく塩は淀みつつ、御船は進みます。

倭姫命さまは、たいそう喜ばれ「大与度社」を定められました。

そして、そして、このときです。

<天照太神、倭姫の命に誨(おし)へて曰(の)りたまはく、「是の神風の伊勢の国は、即ち常世の浪の重浪帰しり国也。
傍国(かたくに)の可怜(うま)し国也。
是の国に居らむと欲(おも)ふ」と。

天照大御神さまが、倭姫命さまに、お告げになられました!!!

なんとお告げなされたでしょう?
漢字ですが、なんとなく、わかりますよね?(^^)
次回、詳しくみていきますね。

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―次回へ


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