引き裂かれた心と涙 垂仁天皇⑧神話は今も生きている ことの葉綴り。二八六
振り上げた短刀こんにちわ。今日は仕事の間に「ことの葉綴り。」のひと時がもてました。
第十一代垂仁天皇(すいにんてんのう)が寵愛した
皇后の沙本毘賣命(さほびめのみこと)は、
兄の沙本毘古命(さほびめのみこと)から、
「私を愛しているなら、夫の垂仁天皇(すいにんてんのう)の命を奪い、そして天下を共に治めよう。この小刀で首をお刺しせよ」
と、鋭利な短刀を手渡されます。
いつものように、夜、妻の沙本毘賣命(さほびめのみこと)に
膝枕をされながら、すやすやと寝息をたてはじめる天皇