継体天皇二 その系譜二 神話は今も生きている ことの葉綴り八四五
鬼宿日+満 伊雑宮の御田植え式
おはようございます。六月二十四日(金)の暦は、六曜は、「赤口」で、昼前後が吉。十二直は「満」で、全てが満たされる日。ただし控えめが吉とされます。祭祀、婚礼、お祝いごと、移転、旅行、建築、新規事業、種まきに吉。二十八宿は「鬼」で、28宿中いちばんの大吉日。と、ご神事やお参りによい「神吉日」です。
六月二十四日は、伊勢の神宮の別宮、「伊雑宮」さまで日本三大御田植祭の一つ「御田植式」がおこなわれます。
三大の残り二つは大阪市の住吉大社さん。千葉県の香取神宮さんの「御田植祭」です。
「磯部の御神田」と呼ばれる国の重要無形民俗文化財で、水田で、男の人たち竹を奪いあう「竹取」、装束を着た早乙女さんたちが、早苗を植えていく「御田植」、そして水田から、伊雑宮さまの鳥居まで、練り歩く「踊り込み」などのご神事がおこなわれます。
大吉日の金曜日、皆さま、佳日でありますように!
さて、神話の物語に入ります。
第二十六代、継体天皇さまの系譜
さて、『古事記』では、ここからは、もう系譜のみが記されていて物語は、綴られていませが……神代からご紹介してきたので、『古事記』を最後まで綴ってみます。
漢字も多いですが、ご了承ください(ペコリ)
第二十五代、武烈天皇さまに日嗣の御子がおらず、重臣の大伴金村らが協議の上、第十五代の応神天皇さまの五世の子孫、越前の国を統べていた袁本杼命が、河内の樟葉宮でご即位され、継体天皇さまとなられました。
すでに妃もおりましたが、意祁王こと第二十四代、仁賢天皇さまの皇女の手白髪命さまを皇后に娶ります。
そして、皇子、天國押波流岐廣庭命さまが誕生します。
手白髪命皇后をはじめ、継体天皇さまにはお妃は七柱おりました。
地方豪族とのつながりを大切に
三尾君の祖先、若比賣との間に
大郎子
出雲郎女の二柱。
尾張の連らの祖先、凡連の妹、目子郎女との間には、
廣國押建金日命
建小廣國押楯命の二柱。
息長眞手王の娘、麻組郎女を娶り生まれたのが
佐佐宜郎女、一柱。
坂田大俣王の娘、黒比賣を娶り生れたのは
神前郎女
田郎女
白坂活日子郎女
野郎女またの名を長目比賣の四柱です。
まだ、続くのですが、こう綴っていると、皇后は、意祁王の皇女でこれまでの皇統に連なり、ほかに、地方の豪族、尾張、息長は、倭姫命さまの物語にも登場しますが、淡海(近江)坂田郡の豪族……地方の豪族から宮中の天皇を継承された継体天皇さまにとっては、周りを固めていったのかしら……と、思いますね。
まだ、系譜が続きます。(すんません。苦笑)。
―次回へ。
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