見出し画像

旅の“相棒”大若子命登場 倭姫命版ヒーローズジャーニー⑨ ことの葉綴り九七五

神無月の晦日・ハロウィン

こんにちは。秋晴れが続いて気持ちよいですね。
旅から戻り、通常運転で朝からのお仕事の後「ことの葉綴り」のひとときです。
十月三十一日の暦は、六曜は仏滅。勝負なしの日とされます。十二直は「あやぶ」で、物事を危惧する日。何ごとも控えめにしてよしの日。二十八宿も同じ字を書いて「」で、壁塗りや修理、工事に吉の日。そして、金運・財運によいとされる「巳の日」。天が私たちを母のように慈しむ「母倉日」です。
皆さんの神無月は、いかがでしたか?
明日から霜月、今年も残り二カ月?!ってびっくりですね。一日一日をしっかり感じて生きましょう。、また明日の十一月朔日は吉日ですよ(^^)


倭姫命さまヒーローズジャーニー⑨

皇女倭姫命やまとひめのみことさまが、天照大御神さまのお鎮まりになる宮処を求めてご巡幸された旅を、神話の法則「ヒーローズジャーニー」の視点から眺めています。
神話の法則は、大きく分けて、
①    分離「旅立ち」

②    移行「試練 通過儀礼」

③    帰還(英雄として)
の流れにわけられます。
またこの旅は、ヒーローとなる主人公が、さまざまな苦難を乗り越えていく内面的な「成長物語」をも表しています。
 
 
倭姫命やまとひめいのちさまのご巡幸は続いているので、現在は、②の移行期です。

その中でも、「守護者(メンター)や、賢者、仲間との出会い」のあたりでしょうか。
この先には、移行期の中でも、「試練 通過儀礼」が待ち受けていますが、ヒーローの旅の流れは、振り子のように、順番をいききしつつ、少しずつ成長していくのです。
 
大和国(四年)→伊賀国(二年、四年、二年)→淡海(近江)国(二年)→美濃国~尾張国(四年)
 
倭姫命やまとひめいのちさまは、次に伊勢の国に入られました。


旅の“相棒” 大若子命おおわくごのみこと登場!

桑名野代宮くわなののしろのみや」に遷られて、四年間、こちらで天照大御神さまをお祀りされます。
こちらは、三重県桑名市多度町の「野志里のじり神社」さんが旧跡地とされています。

倭姫命やまとひめいのちさまご一行が、この宮にいらっしゃるとき、伊勢の国の国造くにのみやつこ(首長)が参上してきます。
そして、このまま倭姫命やまとひめいのちさまご一行の、旅のお供となったのです。


このお供は、名を大若子命おおわくごのみことといいました。またの名を、大幡主命おおはたぬしのみことといいました。

この大若子命おおわくごのみことが、倭姫命やまとひめいのちさまのご巡幸の旅の、大いなる助っ人、旅の伴走者となり、“相棒”として大活躍していきます。
詳しくは下記の記事も参考にしてみてくださいね。


 
「倭姫命さまご巡幸」記事まとめのマガジンもあります。


さて、この大若子命おおわくごのみこと
倭姫命やまとひめいのちさまと出会って、最初に何をしたでしょうか?

答えは、レクチャー(講義)でした(^^)

これから、自分たちの暮らす伊勢の国のご巡幸にあたり、伊勢の風習などをレクチャーされたのです。
まさに、伊勢の国の道先案内人のようですね。

大若子命おおわくごのみことの登場により、倭姫命やまとひめいのちさまご巡幸の旅の「チーム」がようやく勢ぞろいした、ってとこでしょうか。
実際、この後、倭姫命やまとひめいのちさまご巡幸において、最大のピンチも訪れるのです! 


―次回へ

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,158件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?