天照大御神様の命を守り生きる倭姫命様元伊勢三八 ことの葉綴り三六四
開運日+満月は、「予祝」の前祝いを
おはようございます。
今日は一粒万倍日と神吉日の「吉日」の重なる開運日。
また今夜は乙女座の満月!
叶えたい夢や願いを言葉にするのにいい週末ですね。
何を願いましょうか?(^^)
月が満ちている満月には、すでに願いが叶ったとして感謝して言葉にするのがいいようです。
まさに日本の古来からある「予祝(よしゅく)」。
すでに祝福をあらかじめ祝う!
「みなさん、それぞれ願いが叶って、よかったですね。
おめでとうございます!!!」(予祝の前祝いです)
きっと、お祝い、喜びの波動が、願いの波動と周波数が合うように、引き寄せてくれるのでしょうね。
そして私は、今日も倭姫命(やまとひめのみこと)さまの御巡幸の物語を「ことの葉綴り」に綴ります。
※これまでの1~343回までの、神代~13の神話の物語のまとめはこちらです。お好きな神様の物語をご覧になってください。
天照大御神さまの「斎庭(ゆには)の稲穂の神勅」
まずは、恒例のふりかえりです。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまご一行さまは、
大和国の御室嶺上宮(みむろのみねのかみのみや)をご出立され、
大和国の宇多秋宮(うたのあきのみや)と、佐佐波多宮(ささはたのみや)で四年。
伊賀国の市守宮(いちもりのみや)で、二年、
伊賀国の穴穂宮(あなほのみや)で四年、
伊賀国の敢都美恵宮(あへつみえのみやで二年、
淡海(おうみ)国の甲可日雲宮(こうがのひくものみや)で四年、
淡海(おうみ)国の坂田宮(さかたのみや)で、二年、
美濃国の伊久良河宮(いくらかわのみや)で四年、
天照大御神さまをお祀りされ、それぞれの土地で稲穂を育て豊かにしていきました。
ふと、みると、それぞれの「元伊勢」の聖地には、四年と二年お祀りされているのがわかりますね。
天照大御神さまは、孫神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと・邇邇芸命)さまが地上に降りられるとき、天上の高天原で、天照大御神さまがお祀りされた稲穂の種を授けられます。
吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂をもって、また吾が児にまかせまつるべし
「この稲穂で、天上の如くに米をつくり、初穂をお供えしてお祭りしなさい」
これが、「斎庭稲穂(ゆにはのいなほ)の神勅(しんちょく)」です。
天照大御神さまの「勅(みことのり)」を生きる倭姫命さま
春の祈年祭(今年一年の豊作で無事でありますように)と祈り、
秋の収穫祭(新穀の収穫をお祝いするお祭り、新嘗祭)と、神道のお祀りは、一年間の季節の中での、稲づくりとも深くかかわっています。
天皇陛下は、今も皇居で稲を育てられて、毎年、秋の11月23日には、宮中三殿の神嘉殿で、新嘗祭をとり行われています。
全国の神社でも、新嘗祭はおこなわれます。
神話は今も生きています。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまも、天照大御神さまをお祀りすることとともに、孫神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)さまにお授けになった「斎庭(ゆには)の稲穂の神勅」を、ご巡幸された土地、土地で、たいへん大切になさり、ご神田で稲穂を育てられたのですね。
ご巡幸なさったところの土、田、水路、自然環境を鑑みて、実際にご神田を耕し、稲の種を植えて、育てていく。
その米作りの方法を、里の人々にも教え伝授していく。
そのためには、一年ではきっと時間もたりないでしょう。
稲づくりの伝授には、四季が二巡りするのが最短でも必要だったのでしょう。
倭姫命(やまとひめのみこと)さまのご巡幸の物語を綴っていますと、皇祖神の天照大御神さまの命じられた「神勅」を、尊び守り、全身全霊で祈り、使命を果たされているのだな~と、深く感じるのです。
今日は、倭姫命さまに、手を合わせます。
―次回へ
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