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「手から口へ」の作家先生(所見)
作家先生は専ら何か書いているらしい。
一方では権威主義に警鐘を鳴らしておきながら、片一方で学者や他の作家先生の権威を居丈高に振り回しており、人々曰くそれが本業にあたるらしい。
さて作家先生、果たして「手から口へ」はあと何回出来るのか? 昔取った杵柄も生活苦のために愈々燃やすに至り、寂しき残り火を拠り所に暮らしていることと思うが、お加減はいかが?
わたしはと言えば、とうの昔に専ら物書き
怪気炎の果て(日記)
運動強度を高めすぎて、脚部に名状しがたい痛みがやってきた。明日起床できるかの心配はこの際しないこととして、しかし痛い。
納涼すべきだのに、二三の齢で怪気炎をあげ、外に繰り出したことがケチの付き始めであった。
頭脳漸く晴れり(随筆)
本日、或る勝負事を終えた。とはいえ博打ではない。
大海の一つ成さんと言わんばかりの酷暑と、生来の小心とにいじめ抜かれ、少々の頭痛と倦怠感に苛まれたせいか、先日に名だけ付けた詩は産まれずに、明日を待つばかりとなった。
良夜を残して(詩)
後日加筆。
【権利回避のエミ教】日本文学研究について教えてくれるそうです【歌詞のみ】
音源並びにMVを使用するのは困難と感じたがゆえに、歌詞のみ作ってあとは野となれ山となれという気持ちで作っておくのである。
今日は
オタクのお前らに
ひとつ教えてやる
大勢の日本文学徒がドツボにハマっている
いわゆる 世界3大研究の
一角を成す
”日本文学研究”
そのやり方だ。
まず テーマからだが
早いうちに作家か作品を
夏休みを想う(回想)
脅すような赤が所狭しと書き込まれた原稿用紙を見るのが嫌で、読書感想文というものは今でも苦手である。
今と比べてろくすっぽ本を読まなかった時分、400字詰め4枚だか5枚だか書けなどと命じられるだけでも不愉快だのに、事もあろうに書いた文章を、身内の字体で赤を入れられることには閉口した。
教師は所詮子供の書いた文章の出来など気にしてもいないだろうに、身内のほうでは及第点が存在するという前提が組み上
青く焼かれた時の眼よ(詩)
密約の火花に日々は熔ける
白き終了へと静かに吹く風は
清雅を知る影のよすが
青く焼かれた時の
深き眼を見る
滴下された越境(詩)
密かに輝る月の水たまりに
絹は静かに懊悩を消し去る
高潔 須臾にして
雅は遍く馥郁と
詩にすれ違わない人々が抱く詩にまつわるイメージは、どうも梶井から来ていないだろうか、と思っている。