見出し画像

自分史⑧

マガジンに過去の投稿あります。


私は境界性パーソナリティ障害(BPD)とうつ病と診断されている。その診断の通り、私は恋愛依存であり、だから今まで投稿した自分史は恋愛のことが多い。
しかし、今回は恋愛ではなく『お金』について書こうと思う。


結論から先に書く。
私は2022年の1年間で遊びに100万使った。2022年の半分以上はニートである。

この頃の私は
・家族が嫌い、縁を切りたい
・とにかく現実から逃げたい
この思考が強かった。

2022年の6月頃。当時の彼氏(自分史④に書いた28歳男性)と家を出ようとした。親に内緒で当時住んでいる家を退去して都内に逃げようとした。実際に中野の不動産屋へ行った。内見の申込までしていた。
今思えば入居する2人とも障がい者でニートなんだから審査通るわけ無いのだが。

その6月頃。私は親が管理していた自分の口座を奪った。
正確には、祖父が私に残してくれた大切な遺産が入っている口座を母が管理していてくれたのだが、その遺産を使いたくてカードをよこせと言った。
そして私はその大切な祖父のお金をほぼ使い切った。

ごめんなさい。おじいちゃん。
実は今回この投稿を書こうと思ったのは、『おじいちゃんに謝りたい』という気持ちがずっとあったから。2年前の自分は何も考えずに使っていた。でも2年経った今、自分のことを本気で怒りたい、あの頃の自分が本当に憎い。謝ってもおじいちゃんからの返事なんてない。でも、本当にごめんなさい。もっと大切にしたかった。

何に使ったのかというと
飲みに使ったり、いらない家具や服に使ったり。『友達と遊ぶため』に使ったことはなかった。全て『いらないもの』に使っていた。
綺麗事で済む話なら、『あの頃の私を生かしてくれた』って言う。でも綺麗事で済む話ではない、だから2年経った今とっても苦しいのだ。

祖父の遺産だけではなく、2022年の当時は親から幾度となくお金を要求した。『旅行に行くから』『飲みに行くから』。本当にアホだ、働いてないのに。
2022年の28歳男性と付き合っていたあの期間が、1番自分がいなくなっていた。根っこにいる真面目な自分もほとんど消えていた。私と距離を置いた友達もいた。親戚も家族もみんな私に呆れて諦めていた。そりゃあそう、と認めるしかない。

だから奇跡だ。たった2年で今こうしてまともな生活を送れているのだから。自分の努力もある、自傷を我慢して乗り越えたりストレスの調節をしたりして今に至るから。でも、あの2022年に一緒に過ごしていた周りの人たちが、誰一人欠けることなく今も味方でいてくれていること、それが1番の奇跡の理由だ。


またいつか、自分史更新します。
琴音

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?