ことばや

エモいと言われたい脚本家です。 Twitterにて毎日「3行小説」連載中。 朗読とはひ…

ことばや

エモいと言われたい脚本家です。 Twitterにて毎日「3行小説」連載中。 朗読とはひと味違う声のお芝居をお届けする「聴くドラ」もツイキャスで活動中!

マガジン

  • 3行小説

    Twitterで毎日配信している「3行小説」を転載しています。 たった3行だからこそ広がる妄想の世界をお楽しみください(*^^*) ※過去作はマガジン「3行朗読まとめ」にて毎週月曜、木曜更新です。 ※「3行小説」から派生したマガジン「3行朗読」(毎週水曜更新)もあります。

  • 日本で1番短いオーディオブック@ゾッとする話

    ナレーター・市川和也、女優・大野ひろみ、脚本家・いとうかよこによる朗読ユニット「ぷちボイス」がお届けする、たった3ページのオーディオブック。 毎日TwitterとYouTubeに新作がアップされます。 noteでは、過去作の中からゾッとするお話をセレクトしてお届けします。 (不定期更新/2023年6月15日以前の作品はゾッとする話に限りません) 「他の作品も見てみたい」と思われましたら、ぜひ以下のアカウントをチェックしてくださいm(_ _)m Twitter https://twitter.com/home YouTube https://www.youtube.com/@p_voice Instagram https://z-p15.www.instagram.com/petit_voice Tiktok https://www.tiktok.com/@petit_voice

  • 3行小説まとめ

    毎日Twitterで配信している「3行小説」の過去作を50話ずつまとめています。 超ショートショートだからこそ広がる妄想の世界。 何となく手持ち無沙汰な時、眠れない夜などにお楽しみいただけたらうれしいです(^^) 761話から、タイトルにショート動画へのリンクを貼っています。 そちらも併せてお楽しみいただければ!! 日々、最新作はマガジン「3行小説」にアップしています。 ※まとめにアップする際、毎日アップしている「3行小説」とはタイトルが変わっている場合があります。朗読する中でイメージやニュアンスが変わったためなので、ご了承くださいm(_ _)m

  • Night★Cap Story

    おやすみ前のひとときに、そっと寄り添う物語。 サラリと読める、1話読み切りのショートストーリー集です。 ナイトキャップを嗜むような、週末の夜のお楽しみになればいいなと思います。 毎週金曜日更新

  • 昭和歌謡を語ろう

    自称・昭和歌謡の会会長が、昭和歌謡についてウダウダと語るブログです。 「へぇ~」っとなるウンチクとか、ためになる話はありません(笑)。 何となく「懐かしいねぇ」と思ってもらえたらうれしいです。 毎週木曜日更新予定

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3行小説まとめ⑳

第951回「あなたの笑顔があったから」うれしいことがあった時、あなたの笑顔を思い浮かべる。
シンドいなぁ…とため息する時、あなたの腕の中を思い出す。
いつまでたっても私は、あなたの存在に支えられているんだなぁ。

第952回「あなたのとなり」ずっと憧れていた。そこには、幸せが満ち溢れていたから。
あなたの隣にいるあの人は、いつも穏やかに笑っていたから。
けれど、その場所を奪い取った私に、幸せが訪れ

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むかし誰かが歌っていた「見上げてごらん夜の星を」と。
そこにあなたはいるのかな? 今も見守ってくれているかな?
あの日、突然あなたを奪われて、私はまだここを彷徨っている。

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街を歩いていると、よく声をかけられる。有名人? そうじゃないよ。
話しかけやすいオーラが出てるんだって。いつか誰かに言われた。
だからほら、今もね。そう言った彼の周りには誰もいない。誰も、いない。

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ライトな闇落ちショートショート

彼女が微笑むたびに、私の心は黒いもやで覆われていく。
あなたが彼女を見つめるたびに、私の心はひび割れていく。
彼女にも、あなたにも、誰にも知られることなく、私は闇に堕ちていく。

ゾッとするショートショート

ゾッとするショートショート

長い長い坂の途中にその洋館はある。今はもう誰も住んでいない。
かつてそこには理想の家族がいた。誰もが羨むような幸せがあった。
今はもう見る影もない。すべては壊れた。家族も幸せも私が、壊したのさ。

最後にゾッとするショートショート

最後にゾッとするショートショート

毎朝出会う人がいる。いつからかわからないけれど、もう随分前から。
この交差点ですれ違う。いつもの時間。今日も同じ…はずだった。
その人が驚いたように私を見る。やっと気づいた? 誰にも見えない私に。

終焉に向かうショートショート

終焉に向かうショートショート

ふと立ち止まって振り返る。歩いてきた道はでこぼこでくねくね。
随分と遠回りをしてきたけれど、長い旅路もそろそろ終わりらしい。
サヨナラは言わずにひっそり消えていくよ。いつかまた別の世界で。

どこかに迷い込むかも知れないショートショート

どこかに迷い込むかも知れないショートショート

別に目的はないけれど、夜の街をただブラブラと気の向くままに歩く。
ふと目についた路地を曲がれば、知らなかった街の顔に出会ったりする。
たとえばそれが、闇の入口だったとしたら…キミならどうする?

愛が伝わるショートショート

愛が伝わるショートショート

言葉にしたことはないけれど、いつも心で思っている。「愛してる」と。
あなたの顔を見れば何となくわかる。だって、長い付き合いだもの。
この気持ち、キミは知らないよな。届いてるけど、たまには言葉にして。

遠い記憶が呼び起こされるショートショート

遠い記憶が呼び起こされるショートショート

強い陽射しを避けて駆け込んだカフェ。涼しい空気にホッとひと息つく。
空いている席はないかと見回してみれば、ある一角に視線が吸い寄せられる。
これはあの日の場面(シーン)。ここではないどこかで見た終わりのとき(バットエンド)。

ほんのりゾッとするショートショート

ほんのりゾッとするショートショート

頭の中にもやがかかったように、ぼんやりとはっきりしない。
さっきまで、何をしていたの? 一緒にいたのは、誰だったのだろう。
わからない。思い出せない。ここはどこ? そして、私は…誰?

あちらとこちらの狭間のショートショート

あちらとこちらの狭間のショートショート

ここから先には来てはいけない、と私を止めたのは誰の声だったのか。
忠告を聞かずに進もうとした私を、引き戻したのは誰の手だったのか。
それでも私はこちら側に来てしまった。あなたに逢いたかったから。

最後にゾッとするショートショート

最後にゾッとするショートショート

何かがいつもと違う。それは些細で、見逃してしまいそうな違和感だった。
いつもの帰り道。見慣れた風景。何ひとつ変わりはない…はずだった。
僕はまだ気づかない。自分の姿が誰にも見えず、ゆらゆり漂っていることに。

小さな恋が終わるかもしれないショートショート

小さな恋が終わるかもしれないショートショート

「困ったなぁ」と言葉にしなくても、あなたの顔に書いてある。
今まで何もわからないふりを続けてきたけど、もう今日でおしまい。
最後にもう一度だけ「好き」と言ったなら、あなたは答えをくれるかな?

気づいた彼のショートショート

気づいた彼のショートショート

うれしいことがあるとすぐにわかる。だって、キミの瞳が輝いているから。
悲しいことも楽しいことも、苦しいことも、全部全部、顔に出てしまう
正直なキミ。だからね、僕から言うよ。「さようなら」と。

大切なものに思いを馳せるショートショート

大切なものに思いを馳せるショートショート

手に入れたと思った瞬間に、それはあっけなく滑り落ちていった。
どうして…と言いかけて、いつもそうだったじゃないかと自嘲する。
大切なものはいつもこの手をすり抜ける。あの日のキミのように。