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全くお酒が飲めない私がいきなり老舗ラウンジで働き始めた話①


前の職場を辞める少し前、出来るだけ早めに次の就職先を決めておきたくて

何個か事前に面接を受けに行ったりしていたのだが、ことごとく撃沈してしまって


このまま退職日を迎えたらどうしよう…と思っていたとき

ふと知り合いが昔近くの飲食店でバイトをしていたと言っていたのを思い出したので、そこをとりあえず紹介してもらおうと思い連絡。


すると「実は居酒屋じゃなくてラウンジやねん…」


ま、マジか。


「あ、でも人探してるって言ってたしいけると思うから聞いてみるわ〜」と言われて、そのまま

「本当に?ありがとう!行ってみるわ」と自分も言ってみたものの、まずお酒飲めないし(茹でダコみたいに赤くなって秒で寝る)

本当に大丈夫か…?と思いながら面接日を迎える。



普段歩かないスナック街を歩いているだけでも少し緊張感した。

そして店に着き、扉を開けると

少し暗めの店内に、水晶やらお札やら何だかよく分からない国の置物やらが至る所にあって、かなりクセが強い。


そして店に入るや否や、ザ・ラウンジのママという見た目の女性(濃いめの化粧に派手な柄のワンピースで、多分親と同世代だが年齢不詳感)と

もう1人黒髪の女性(当時、相当ブイブイ言わせてただろうなという感じ。美魔女という言葉がふさわしい見た目、これまた別の意味で年齢不詳)


が座っており「まあまあ座って〜」と言われ、私も席に座り

ある程度その紹介してくれた子が情報を伝えてくれていたようで、前職は何をしていたとか、どういう経緯で辞めたとかも向こうは知っていたので

ただただ本当に世間話をしている感じだった。


そうやって話をしていると、お店のお客さんと思われる男性が入ってきて…入ってきたと思ったら

また次のお客さん、次のお客さんと何人か一気に急に入ってきて。


するとママさんがいきなり

「そのまま入れたりする?」



…え、あ、、、あのお酒はどうしたら?

「飲めないから別の頂きまーす!って言って好きなの飲んでくれたら良いから〜」とのことで。


そして、全くお酒も飲めない業界未経験の私が面接という名の世間話をしていたらそのまま流れでそこで働く事になった。笑


これは後で知った事だが、聞けば私が住んでいる地域の中でも、かなり長く経営されているようで

言わずと知れた老舗だったことが判明。



そんな感じで平均年齢(客層も含めて)50代のラウンジで働き始めた訳だが、ここで知り合った人達が私の考え方やこれからの人生を大きく変えていく事になる。


続く!

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