BRICS別動画配信サイト一覧
こんにちは。
音楽家育成塾のこうたろうです。
前回の記事でBRICSについて解説しました。
本日は「じゃあ具体的にどうやってBRICSに向けて配信すればいいの?」という疑問に答えます。
ブリックス別の配信サイトなどを把握して、音楽の販売網を広げていきましょう。
ブラジル
YouTube: 世界最大の動画プラットフォームであり、ブラジルの若者にも非常に人気があります。
Vimeo: 高品質な動画を好むクリエイターに人気のプラットフォームです。
Sua Música: ブラジルの音楽専門の配信サイト。地元の音楽スタイルやインディーズアーティストに焦点を当てています。
その他基本的に南米はSpotify一色なイメージです。
例えばお隣のアルゼンチンだと、ほぼSpotifyユーザー。
音楽家は視聴も配信もSpotifyのアカウントを持っていないと、また、Spotifyでリリースできないと存在しないも同然です。
ロシア
VKontakte (VK): ロシア最大のソーシャルネットワークサービス。動画共有も可能で、多くの音楽家が活用しています。
RuTube: ロシア国内向けの動画共有サービス。ロシア語圏の視聴者にリーチできます。
ロシアはほとんどVK一択。
Facebookと似たようなGUIで日本語にもできるので使いやすいです。
日本語のコミュニティーを検索して、お友達を増やしていくといいでしょう。
Rutubeは登録時にBOT防止策として文字の入力を迫られますので、ロシア語ができないと厳しいでしょう。
というのも、すべてキリル文字での入力を求められます。
筆者のサイトでも教養のためにロシア語チャレンジを少しだけだしていますので興味があれば挨拶くらいできればいいですね!
VKでお友達を作る際もコピペで使ってください。
インド
YouTube: インドでも最も人気のある動画配信プラットフォームです。
Gaana: 音楽ストリーミングサービス。動画コンテンツも扱っており、インドの音楽シーンに深く関わることができます。
インドではTIKTOKが規制されました。
インドではXやFBの普及率(ヒンディー語の使用率)も比較的高く、Xを使ったマーケティングも可能でしょう。
中国
中国は特に潜在的に人口が多く、ユーザー数も多くなります。
また、インターネットテクノロジーはおそらく米国を抜いていると思われますので、こういうサイトも世界一だと推定できます。
Douyin (抖音): TikTokの中国版であり、短いビデオコンテンツに特化しています。音楽とダンスのビデオが特に人気があり、若い世代の間で広く使われています。
Bilibili (哔哩哔哩): 若年層に人気のあるプラットフォームで、アニメ、コミック、ゲームのコンテンツが中心ですが、音楽関連のビデオも広範囲にわたっています。
Kuaishou (快手): Douyinに次ぐ人気を誇る短編ビデオプラットフォームで、より広範囲のユーザーにアプローチするための良い選択肢です。
Youku (优酷): 中国のYouTubeと見なされることが多く、幅広いジャンルのビデオが投稿されています。音楽ビデオやライブ配信も可能です。
Tencent Video (腾讯视频): 多様なコンテンツを提供する大手動画プラットフォームで、音楽ビデオやコンサートのライブストリーミングにも対応しています。
これらは基本的にVPNを使用しないとそもそもサイトにも入れないような構造になっていることも多々あります。
また、すべてのコンテンツ、すべての情報は監視下に置かれることを覚悟の上でマーケティングしてください。
特にDouyinなどは大人気で、しっかりとマーケティングできればコンテンツはお化けするかもしれません。
tunecoreにて何もマーケティングをしていないのに、日本のアニメカバーは毎日チャートインし、ランクをあげて行っています。
この作品は現時点で中国で32位。
しかし、分析してみると明らかに432hzというワードに反応しているように感じます。
ちなみに世界的に今432hzはタイトルに使用することが禁止されており、チューンコアでもタイトルに432hzの文字を挿入することはできません。
理由はご想像の通りかもしれません。。。
南アフリカ
YouTube: 世界的に普及しているプラットフォームで、南アフリカでも広く利用されています。
DStv Now: 南アフリカの主要なデジタル衛星テレビサービス。オンデマンドで音楽コンテンツを提供します。
BRICS諸国の公用語と人口
ブラジル
推定人口: 約2億1300万人
公用語: ポルトガル語
男女比: 男性48.5%、女性51.5%(推定)
ブラジルは主にキリスト教(カトリックが多数派)、プロテスタント、スピリチズム、アフロブラジリアンの宗教などが多く、近年はスピリチュアルな視点が人気を集めています。
ただし、人口は減少傾向にあり、出生率もそこまで高くありません。
ロシア
推定人口: 約1億4500万人
公用語: ロシア語
男女比: 男性46.5%、女性53.5%(推定)
主にロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教など。
こちらの宗教観に関しては前回でも紹介しましたが、プーチン大統領のインタビュー内で宗教観についてしっかり語られています。
インド
推定人口: 約13億9000万人
公用語: ヒンディー語、英語(他にも多数の地方言語がある)
男女比: 男性52%、女性48%(推定)
ヒンドゥー教が多数派。
他にイスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教などがあります。
ジャイナ教は特に断食などのハードな修行が推奨されており、原始的なジャイナ教では一切の殺生が禁止されているため、絶対菜食主義の方もいらっしゃいます。
中国
推定人口: 約14億人
公用語: 普通話(北京語)
男女比: 男性51.2%、女性48.8%(推定)
中国は仏教、道教、イスラム教、キリスト教などになりますが、無宗教者も多いのが特徴です。
政府の方針などに従いコンテンツ規制やネットの規制なども多々ありますので、十分に調査した上でコンテンツを配信していく必要があります。
また、政治体制について、しっかりと学んだ上でマーケティングを行う必要があります。
南アフリカ
推定人口: 約6000万人
公用語: 英語、アフリカーンス語、ズールー語など11の公式言語
男女比: 男性48.9%、女性51.1%(推定)
キリスト教が多数派。
他にイスラム教、ヒンドゥー教、伝統的アフリカ宗教などがあり、土着の神々を信仰する人も多いです。
これらの情報を踏まえ、各国における音楽配信の戦略を練る際に、市場の規模、言語、そして文化的な側面を考慮することが重要です。
特に中国では、幅広い動画配信プラットフォームが存在し、それぞれ特定のターゲットオーディエンスにリーチする独自の特徴を持っています。
音楽家や音楽家の卵たちには、これらの情報を活用して、各国の市場に最適な配信戦略を立てることをお勧めします。
配信成功のためのヒント
各プラットフォームの視聴者層を理解する
地域固有の音楽嗜好に合わせたコンテンツ作成
ソーシャルメディアとの連携による視聴者拡大
また、Youtubeの国別アクティブユーザー数も把握しておく必要があります。
BRICS:YouTubeユーザー数概要
これらはすべて推定値です。
インド:インドはYouTubeユーザー数が最も多い国の一つで、約4億6700万人のユニーク月間ユーザーがいます。これは世界のYouTubeユーザーの約18%を占めており、インドがデジタルコンテンツ消費において重要な市場であることを示しています。
ブラジル:ブラジルのYouTubeユーザー数は約1億4200万人となっており、南米でのYouTubeの普及と重要性を反映しています。
ロシア:ロシアでは約1億600万人のYouTubeユーザーがおり、ロシア市場での動画コンテンツの需要の高さを示しています。
中国:YouTubeは公式には中国で禁止されていますが、VPNなどの手段を使ってアクセスするユーザーもいます。中国における正確なアクティブユーザー数のデータは利用できませんが、中国内でのYouTubeコンテンツの影響力は依然として大きいと考えられます。
ただし、日本に留学しようとする中国人学生の人と国内について教えてもらったことがありますが、VPNを知らない人もたくさんいました。
Youtubeが見れない、日本にいったらYoutubeが見れるといっていましたので、VPNの普及率はそこまで高くないのかもしれません。
とはいえ、全体的な母数が多い国ですから、潜在的なユーザー獲得率も非常に高いでしょう。
南アフリカ:南アフリカでは約2580万人のYouTubeユーザーがおり、アフリカ大陸におけるデジタルメディアの普及を示しています。
つまりYoutube内で言語を使い分ければある程度のマーケティングが可能になるというわけです。
そこからtunecoerなどの世界に向けて配信しているサービスにリンクで繋げるのが最も安全な戦略になるでしょう。
まとめ:各国の高齢化事情
ここまでみてきてかなり配信の展開が見えてきたと思います。
ここに加えて各国の少子高齢化事情を知っておく必要があります。
中国は一人っ子政策により、少子高齢化が進み、日本の次に高齢化大国になると予想されています。
介護に関するテクノロジーの研究が増えてきているとも言われており、日本の動向を見守っているともいわれているわけです。
そのため、介護を中心とした高齢者向けのコンテンツも優位性があるのかもしれません。
この辺りはPythonというプログラムを使って、世界中の人口推移のデータベースを使い、分析していくことができます。
分析については、今回は割愛し、別の機会にマーケティング講座の一種としてお届けしましょう。
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