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No.181【アドラー心理学】「自分が正義」と思った瞬間「あなたは悪になる」

こんにちは。

オンラインダイエットコーチ
メンタルフィットネスコーチ
新井浩太(こうた)です。

さて、アドラー心理学を学んでいるので、今日もそこからの気づきや考えたことを書きますね。

穏やかに生活するための考え方について書きました。

毎日を笑顔で平和に過ごしたいと思っている人へのヒントになると思います。

頑張って書いたので最後まで読んでもらえると、すごく嬉しいです。

競争社会ではなく協力社会が良い

自分は正しい、自分は間違っていない、自分こそ正義。

相手が間違っている、相手は悪だ。

そんな風に思ってしまう場面ってありませんか。

特撮の戦隊ヒーローや少年漫画、対立を描いたドラマなどはそのような描写があります。

それをそのまま現実世界、現実社会に持ち込むと、生きにくい世界になると思うんですよね。

アドラーは競争ではなく、協力した世界を目指すことが、人が幸せに生きるために便利だと考えていました。

競争の世界とは、タテの関係で、どちらが上でどちらが下、支配者と従属者、勝者と敗者、年功序列、男尊女卑などの社会のことですね。

協力の世界とは、ヨコの関係で、上下などない、みんな対等の社会です。
※平等と対等を同じように使ってしまいがちですが、アドラー心理学では平等と対等を明確にわけています。機会があれば言葉の違いについて触れたいと思います。

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山登り競争と平面の野原を縦横無尽に走る

競争の世界やタテの世界では、上になっている人は気分が良く、下になっている人は気分が良くないです。

そのため、下になっている人は上になろうと必死になります。

下の人は、どうにかして上の人を引きずり降ろそうとしたり、下の人を更に下に落とそうとします。

上の人は上の人で、自分のポジションを下から狙っている人がいるので、その下の人を振り落そうとします。

みんなが「どうすれば自分が少しでも上になれるか」という考え中心になります。

そのように上の人も下の人も常に戦っていないといけないので、全員が心が休まることなく疲れ果ててしまい、穏やかな気持ちになれることは難しいです。

如何にして、自分が一早く頂上に登れるか、高いポジションを保持するかいう山登り競争のようです。

一方、協力の世界、ヨコの関係の世界では、皆が自由です。

誰かと比較することがないので、心が休まり、穏やかな気持ちになります。

競争の世界が山登りだとすると、協力の世界は、どこまでも平面の野原を縦横無尽に自由に走り回るようなものです。

みんなが楽しく笑っている様子です。

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現実世界は「正義」だと思った瞬間それは「悪」にもなる

特撮の戦隊ヒーローや少年漫画、対立を描いたドラマなどは典型的な競争、タテの関係なんですよね。

善悪を対立させて、最終的には善側の主人公が悪に勝利して、上の立場をとるという構図です。

これを見ている人は、善側に感情移入をしやすく構成されていて、無意識的に善側を応援をしてしまいます。

見ている人の気分が良くなるからですね。

これをそのまま現実世の自分自身に投影してしまうと、気分が良くなるようですが、実は生きにくくなります。

現実世界の相手というのは、自分と同じように親から生まれて、多くの人から愛されて育っています。

自分と同じように論理を持ち、感情を持って一生懸命に生きている同じ人間です。

その同じ人間を悪だとして、自分の論理で自分が正義だとするとおかしなことになるんです。

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相手には相手なりの論理があるので、相手は自分のことを正義だと思います。

視点を客観的にすると「相手の正義VS自分の正義」

視点を自分にすると「自分の正義VS相手の悪」になり、

相手視点にすると「相手の正義VS自分の悪」

という構図になるんですよね。

そのように自分のことを「正義」だと思った瞬間、相手は相手なりの「正義」を持ち出して自分は相手からみると「悪」になってしまうんです。

この構図が伝わりますかね。

自分には自分なりの論理があるように、相手にも相手なりの論理があります。

アドラー心理学では、この自分なりの論理を私的論理というのですが、双方が私的論理を主張していては、いつまで経っても話は平行線のままです。

自分の正義も正しくて、相手の正義も正しいんです。

相手の正義を認めるから、相手は自分の正義も認めてくれるようになるんです。

それを職位や年収、年齢と言ったもの持ち出して、それが高い方の論理が正しいなんて考えるからおかしなことことになるんです。

自分に自信があり、優秀だと思っている自己有能感が必要以上に高い人に多いように感じますね。

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人はみんな自分なりに考えて一生懸命に生きています。

本当はみんなと協力して幸せになりたいと思っているはずです。

しかし、みんなの幸せというものを知らなかったり分からない、その方法を知らなかったり分からないだけなんだと思います。

みんながみんなの幸せを理解し合うように努めて、建設的に話し合うことができれば、争うことはなく、笑顔で穏やかになれるのだと僕は信じています。

国、地方、市などの大きな規模では難しいと思います。

しかし一個人の自分の手が届く範囲内程度なら、理解し合って建設的に話し合い、みんなが笑顔で穏やかになれると思います。

そのためにも、まずは自分一人でもいいから競争社会から抜け出して、協力社会を一人一人と築いていきたいと思います。

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ということで今日は以上です。

これからもアドラー心理学を学んで実践して、自分らしく強く生きていきたいと思います。

同調圧力を押し付けようとしたり、上下関係をつくろうとマウントを取る人、権力を振りかざす人などに屈することなく、共に自分らしく強く生きましょう!!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます☆

また明日(^O^)/

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