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創作大賞応募作品でレビューを書きたい素晴らしい作品たち

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僕が個人的にレビューを書きたい創作大賞に応募されている作品です。
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記事一覧

大阪城は五センチ《 1 》 【創作大賞2024】

脱いでいた服を身につけた後は、宇治のそばにいる資格をすっかり剥奪されたような気持ちにな…

ヱリ
2日前
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【創作大賞感想】王道が1番難しくて1番素晴らしいのだ!

【大団円】、この言葉を一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。 映画や小説などの…

コッシー
3週間前
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【創作大賞感想】本気でふざけるカッコ良さ

昨年11月、すまいるスパイスのゲストとして創作大賞2023でベストレビュアー賞を受賞されたはそ…

コッシー
2週間前
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【創作大賞感想】僕もなりたい

僕の息子には知的障がいがあります。障がい者として判定されたのが保育園に入園する前の2歳の…

コッシー
2週間前
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【創作大賞感想】確かに僕もいた場所

高校2年生の2学期が終わるころ、僕はサッカー部を退部しました。表向きの理由は足の怪我でした…

コッシー
11日前
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【創作大賞感想】首がもげる時、僕は何を思うんだろう

幸いなことに僕はこれまで大きな病気や怪我をしたことがありません。だから”自分の死”という…

コッシー
8日前
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【創作大賞感想】初めての死と夏の星空~美しい文章を添えて~

くまさんが書かれたこちらの記事を拝読しました。 ~以下、勝手にあらすじ~ ☆☆ くまさんが小学5年生の時のことです。祭礼のお囃子の稽古を終えて、お母さまそして妹さんと3人で公会堂から自宅までの帰り道でした。くまさんはお母さまから「おじいちゃん、もうだめかもしれない」と唐突に告げられます。いつも気丈だったお母さまの涙ぐむ姿を見て、くまさんはとても動揺されたそうです。 大好きなおじいちゃんがいなくなる不安とお母さまが泣いているという現実に押しつぶされそうになるくまさん。 思

夢と鰻とオムライス 第1話

◇  飛んできたのは五百円玉だった。  よりによって一番攻撃力の高そうな硬貨の側面が、俺…

花丸恵
11日前
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言の葉ノ架け橋【第1話】

第1話 かけはし まだ夏は遠いけど、紫外線の強くなる季節。 首元に日焼け止めクリームを丹念…

豆島  圭
12日前
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残夢【第一章】①手錠

女は髪を振り乱して俺から逃れようともがく。手首は白くて折れそうに細い。 俺はそのコートか…

豆島  圭
2週間前
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【創作】オーガニックコットン 第1話

"You have a golden heart!" 英会話教師のジェームズは 額の皺を更に深くするように グレーの…

「首がもげたキリン」になるまでのこと

 子どもたちを学校に送り出し、最低限の家事を済ませた後で一、二時間横になる。あれこれとや…

泥辺五郎
2週間前
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短編小説 | バースデーバルーン | 創作大賞2024

 妹の頭が徐々に大きくなっていく。病気じゃない。  わかっているんだ。家族の誰もが。だけ…

青豆ノノ
3週間前
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【連載小説】第1話 普通の高校生は人形劇の夢を見る #創作大賞2024#ファンタジー小説部門

第1話  (約1700字)  日常っていうのは、つまり毎日が似たようなものってこと。毎朝同じくらいの時間に起きて、つまらない授業を聞いて、友達とはネットや動画やテレビや恋の噂話で盛り上がって、下校時間になったら友達と買い物に行って、家に帰ってご飯食べて風呂入ってネットや動画やテレビ観ながらチャットやライブでグダグダ語りながら寝落ち。その繰り返し。もちろん、少しくらいの変化ならある。 「ええ確かによくあることだよ、話のネタにもならないね。でも当事者はマジで困るっつーの!」