マガジンのカバー画像

私が書いた おすすめのエッセイ

9
運営しているクリエイター

#随筆

先生が言ったのを覚えている

先生から言われた言葉で、いまでもよく思い出すものを書いていきます。

小学校時代
・「優しさとはきびしさでもあるのだと教わりました」(小1、3学期の終わりの先生からのメッセージカードにて)
・「テストの点数をやけに気にしています」(小6、春の家庭訪問にて)
・「このくらいなら上を目指してみたいと思うのも当然のことです」(小6、春の家庭訪問にて)

中学時代
・「本当に上手に普通のことを書くのね」(

もっとみる
ご飯を食べに行きましょう

ご飯を食べに行きましょう

ご飯を残さず食べることは愛を受け取ることだという文章を昔に読みました。
たくさん食べる人は、調理した人やそのご飯を奢った人からの愛をきちんと受け止めることになる。
そういうわけで、たくさん食べる人は愛されるそうです。

そういう意味で言えば私は少しの愛しか受け取れない。
ご飯に誘ってくれた人が
「あなたはあんまり食べないからつまんない」
とぽろっとこぼしたことがあります。
私はすぐに「コスパ良くて

もっとみる
”ネイビー”がわからない

”ネイビー”がわからない

今まで見た夢の中で、覚えているものはいくつかあって、その中でわりと好きなのが「"ネイビー"がわからない」夢です。
夢の内容は、題名のそのままで、特に大きなことが起こるわけでもありません。

私は気が付くと「"ネイビー"がわからない」状態でいる。私は”ネイビー”がなんなのかもやもやしていて、近くにいた大学の同級生に訊く。

「ねぇ、”ネイビー”ってなに?」

同級生は私の質問に対して、ぎょっとす

もっとみる
靴擦れ2つが何に勝つ

靴擦れ2つが何に勝つ

いま、私の左右の足には靴擦れのかさぶたがあります。足首のかかと側のあそこ。
スニーカーの、よくふんずけられているあの部分があたる部分。
それは、私の足が普通の人よりも小さいからで、その足に合わない履きなれないスニーカーを履いたからで、そのスニーカーを履いて友だち達とひらかたパークという遊園地に行ったからでした。

当日、家を出て、駅に向かう途中ですでに靴擦れができ始めているヒリヒリを感じていまし

もっとみる
ぐるぐるキャンディー3時間

ぐるぐるキャンディー3時間

ぐるぐるキャンディーを見下すすべての人に。

サークルの同期だったある女の子は、私の21歳の誕生日にぐるぐるキャンディーをプレゼントしてくれました。直径10センチくらいはありそうな大きさ。黄緑とオレンジと白色のストライプの飴がぐるぐるとハート型になっていて、とにかくかわいい。

「キャー、なにこれかわいい!!」とひとしきりはしゃいだ後で、
(でも、これ、いつ食べるんだろう?)
とひそかに思う

もっとみる