KonitanJP

兵庫県西宮市在住。生まれも育ちも宮っこ。映画とアニメと読書とネット好きで広く浅くの中途…

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兵庫県西宮市在住。生まれも育ちも宮っこ。映画とアニメと読書とネット好きで広く浅くの中途半端人間。映画・洋楽(70〜80's)好き。アニメは2012年以降ハマってます。iPhoneSE2・Canon EOS M10を愛用。現在漫画「付き合ってあげてもいいかな」に絶賛ハマり中。

最近の記事

「屋根裏のラジャー」で納得行かなかった点(ネタバレあり)

 「屋根裏のラジャー」クライマックスで不覚にも涙が溢れて止まらなかったのですが、さりとて作品としては非常に残念な部分・不満に感じた部分もあるので「窓ぎわのトットちゃん」ほど手放しでは褒められないと感じたのも事実です。 自分が一番不満に感じたのはそもそもの「イマジナリ」の設定部分です。 ※以下ネタバレがあります。  映画を観ているとイマジナリたちは、その存在を想像し創造した人間が彼らイマジナリを忘れる(夢をみなくなる?)とイマジナリの存在が消えていくという風に語られていま

    • 「屋根裏のラジャー」が記録的不入りとなった理由を考える。

      「屋根裏のラジャー」が記録的不入りとなった理由を幾つか考えてみたいと思います。 自分は公開前は本作が大ヒットすると思っていて「「アイ歌」や「ジョゼ虎」もこれくらい宣伝してくれてたらなぁ」と予想される観客動員に嫉妬を感じていたほどでした。 ところがところが。 実際に蓋を開けてみると検索で「爆死」が関連ワードで出てくるほど、ある意味予想外の衝撃的な不入り状態だったわけです。 ジブリ関係者が作ったスタジオ作品だし「メアリと魔女の花」はかなりのヒットだったし日テレが推してるしと

      • 「イノセンツ」(劇場)感想。

        「イノセンツ」(劇場)感想。 (2023-07-29 シネ・リーブル神戸・劇場1)  ノルウェー産の超能力スリラーホラー映画。 監督がどうやら大友克洋の「童夢」からインスパイアされた作品だと言うのと超能力を使う子どもたちの話って事で、10年ほど前の映画「クロニクル」をふと思い出して観に行こうと思いました。 先に観た人たちの絶賛が相次いだので期待感が半端なく高まったのですが、その期待以上の面白さであり怖さだったと思います。  内容的には予想以上に「童夢」だったかなw た

        • 「付き合ってあげてもいいかな」第104話。感想。

          「付き合ってあげてもいいかな」第104話。感想。  全開の辛い終わり方からの、今回はさらに悪くなるのか?良くなるのか?って所で自分は「良くなる」と予想していたら… ※以下、ネタバレがあります。  予想とは真逆にさらに最悪な事態に(^_^;) 正直言うと最近の展開は、かつてこの漫画に熱くなっていた頃ほどの深みにハマるハマりかたが薄れてきた気がするんだけど(作者様すみません(^_^;))、このエピソードが久しぶりに「ガツン!」と来て夜中に読んで寝れなくなってしまったなぁ。

        「屋根裏のラジャー」で納得行かなかった点(ネタバレあり)

          「君たちはどう生きるか」(劇場)感想

          「君たちはどう生きるか」(劇場)感想 (2023-07-15 T・ジョイ梅田 スクリーン1 Dolby Cinema)  宮崎駿監督の「風立ちぬ」以来の10年ぶりの新作「君たちはどう生きるか」を観ました。 公開前に予告編や本編ビジュアルを一切公表せず1枚のポスターしか公開していないという徹底した隠密宣伝ぶりが話題になり、初日に観た人の感想も賛否くっきりと分かれる結果に。  そして実際に観た感想は「非常に良かった」です。 個人的には「崖の上のポニョ」と「ハウルの動く城」

          「君たちはどう生きるか」(劇場)感想

          「付き合ってあげてもいいかな」第103話。

          「付き合ってあげてもいいかな」第103話。  前回ラストの衝撃的な展開とクリフハンガーで「今回はその結末が観れる!」と思っていたら、またしても今回は「続く」な感じで「ええええ!!!早く続きが読みたい!!!」状態です(^_^;) 今回のエピソード、正確に言うと前半は前回ラストからのみわと環ちゃんのエピソードが続いていて「さぁここから!」って所で後半は冴子と優梨愛のエピソードに(^_^;) この焦らす感じが作者のたみふるさんっぽいなぁと思いつつ(^_^;) ※以下、ネタバ

          「付き合ってあげてもいいかな」第103話。

          「君は放課後インソムニア」(劇場)感想

          「君は放課後インソムニア」(劇場)感想 (2023-06-24 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン4)  漫画原作の「君は放課後インソムニア」を観てきました。 この作品、原作漫画を単行本1巻の時に読んで好きになってから、単行本出るたびに読んで既刊全部読んでるのですが、その惚れ込んだ作品をいつかアニメ化してくれないかな?と思っていたら、なんと!「アニメ化&実写映画化」がアナウンスされて驚いた次第でした。 まあそれだけ惚れ込んだ原作なので、アニメ化は良いとして実写映画化と

          「君は放課後インソムニア」(劇場)感想

          「付き合ってあげてもいいかな」第102話。

          「付き合ってあげてもいいかな」第102話。  みわと環ちゃんの関係がギクシャクしてから不安な展開の連続でしたが、今回は極めつけの爆弾を落としてきた感じですね(^_^;) まぁこれだからこの漫画がやめられないのだがw 心理描写が見事すぎて。 この所、我慢に我慢を重ねてきた2人だけどとうとう爆弾が爆発した感じで。だからこそ、良い方向に向かってほしいなと思った。 次が怖いしでも次が待ち遠しい。 ※以下、ネタバレがあります。  みわ&環の2人と、冴子&優梨愛の2人で遊園

          「付き合ってあげてもいいかな」第102話。

          「怪物」(劇場)感想。

          「怪物」(劇場)感想。 (2023-06-03 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン12)  是枝裕和監督の「怪物」を観ました。  やべぇ。すげぇわ。 監督も凄いけど脚本が凄すぎて、その脚本を活かすのは是枝監督のあの演出っきゃないってくらい相乗効果があって凄かった。 最初からずっと胸クソ悪いのに映画に魅入られて、観終わったら全く別の感想を持つとか考えられん凄さだったな。 「The Son/息子」と並んで今年のベストかも。 「怪物だーれだ」の言葉が象徴するように観る側に

          「怪物」(劇場)感想。

          「TAR/ター」感想(劇場)

          「TAR/ター」感想(劇場) (2023-05-13 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン5」  予告編がメチャクチャ迫力ありそうだったのとケイト・ブランシェットの指揮者姿の格好良さに魅了されて期待しながら観ました。  正直言うとハマらなかったな。ただ映画がとにかく凄いのだけは、特にケイト・ブランシェットの演技の凄まじさだけは実感出来た次第です。 もし本作にハマっていたとしても、同時に「人には全く勧められないな」とは思います。明らかに一般的な娯楽映画とは違う演出と脚本で

          「TAR/ター」感想(劇場)

          「付き合ってあげてもいいかな」第99話。感想。

          「付き合ってあげてもいいかな」第99話。  みわと環ちゃんの関係を描くエピソードが続く。 個人的には環ちゃんがこの作品で一番好きな子なので、みわと環ちゃんが最高のカップルになってくれたらなぁと期待しているんだけど、ここのところ2人の性の(性欲の?)不意一致で危機的状況が続いてるのが辛いなぁ。  今回はまず冒頭。苦しむみわに冴子がかつての恋人同士だったからこそ言える冴子から観た「性欲が強い、けどそれがみわの魅力だ」と言える言葉のフォローの素晴らしさ。 いや、そう言えるん

          「付き合ってあげてもいいかな」第99話。感想。

          「ザ・ホエール」(劇場)感想。

          「ザ・ホエール」(劇場)感想。 (2023-04-09 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン4)  ダーレン・アロノフスキー監督、ブレンダン・フレイザー主演で、主演のブレンダン・フレイザーがアカデミー主演男優賞を受賞した作品を遅ればせながら観ました。 少し気になっていた作品ですが、上映後にすぐに観たいって気はなく「観たい映画リスト」の下に入れていたのですが、やはりアカデミー主演男優賞を受賞した事で「観ておこう」と思って観ました。  辛く苦しい話ですが非常に良かった。やは

          「ザ・ホエール」(劇場)感想。

          「ヴィレッジ」(劇場)感想。

          「ヴィレッジ」(劇場)感想。 (2023-04-22 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン3)  藤井道人監督、横浜流星主演の「ヴィレッジ」を観てみました。  いやー、キツかった!本当にキツかったw 先日観た「ザ・サン」が本当にキツくて「今年はもうこれを超えるキツい映画はないだろう」と思ってたらそれを超えやがった。 本編前に流れる邦画の予告編を観てて「邦画って暗くてキツいの多いよな。あんま観たくないよな」とか思ってたら冗談じゃないw それ以上に凄い、超特級の呪物みたい

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          「シン・仮面ライダー」(劇場)感想

          「シン・仮面ライダー」(劇場)感想 (2023-03-18 梅田ブルク7・シアター1)  庵野秀明監督の「シン・仮面ライダー」を観ました。 予告編を観る限りは「地味な感じだしあまり期待出来ないかな」程度に思って観に行きました。  全くハマらなかったですね。 ダメだった点を羅列すると ○「何を見せられてるんだろうか?」が終始抜けなかった。 ○ストーリーが面白く無かった。ラストの展開が納得出来なかった。 ○所々でコミカルなシーンを入れてるが全体の方向性と合わずに違和感し

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          「Winny」(劇場)感想

          「Winny」(劇場)感想 (2023-03-16 TOHOシネマズ西宮OS・スクリーン4)  予告編を観た時から気になってた作品。 非常に面白かったですね。期待どおりでした。 正直言って邦画の社会派映画では劇場版「新聞記者」より遥かに素晴らしい映画だったと思う。 個人的には「新聞記者」みたいに「エセ」で底の浅いものが日本アカデミー賞を受賞して絶賛され「よくやった」と称賛されている限りは日本の社会派映画はろくなものが作られないと思っている。 その一方で今回のように

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          「少女は卒業しない」(劇場)感想

          「少女は卒業しない」(劇場)感想 (2023-03-05 なんばパークスシネマ・シアター9)  「カランコエの花」が素晴らしかった中川駿監督の新作。 最初は観る予定に入れてなかったのだが、観た人の評価が良かったのと後から「カランコエの花」の監督だと知って「これは観ないと」と思って遅れ馳せながら観に行きました。  映画としては満点でしたね。今年観た新作映画の中ではベスト1であり「今年はもう邦画の実写映画は観なくてもいいや」と思えたほど内容が素晴らしかったです。 前半は非

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