マガジンのカバー画像

#離婚問題 でお悩みの方向けの記事

17
離婚問題についてご質問をいただくことをまとめました! 離婚でお悩みの方はご参照下さい!
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

「相手のモラルハラスメントを理由に離婚できる?②」

「相手のモラルハラスメントを理由に離婚できる?②」


前回に続いて、モラルハラスメントを理由とした離婚について、お話をします。

対等な立場で話し合いができる?離婚の際には、相手と離婚について話し合うことが大切ですが、モラハラを理由とした離婚の場合、この話し合いが十分にできない場合があります。

そもそも相手が話し合い自体に応じようとしない、向き合わないということも考えられます。

また話し合うことができても、相手が一方的に有利な条件を押しつけられ

もっとみる
「相手のモラルハラスメントを理由に離婚できる?①」

「相手のモラルハラスメントを理由に離婚できる?①」


はじめにご相談を受ける中で、「配偶者のモラハラ」を理由に離婚を希望される方もいらっしゃいます。
そこで、今回はモラルハラスメントを理由とした離婚ができるのか、という点についてお話をします。

モラルハラスメントを理由に離婚できる?モラルハラスメントとは?

まずモラルハラスメントについては、法律上の定義はありません。
一般的には「道徳や倫理に反した嫌がらせ」、「心ない発言、態度(無視)」などを指

もっとみる
「養育費にはどのようなものが含まれるの??②」

「養育費にはどのようなものが含まれるの??②」

はじめに前回に引き続き、養育費についてお話しをします。
今回はⅠ8歳(成人年齢)に達した後の「養育費」、大学や専門学校などの学費についてお話します。

子どもが18歳に達した後の養育費
成人年齢は20歳から引き下げられ、現在で18歳で成人とされます(民法第4条参照)。

養育費は未成年者に対して支払われるものとされるので、養育費の支払い終期は18歳なのではないか、と考える方もいらっしゃいます。

もっとみる
「養育費にはどのようなものが含まれるの??①」

「養育費にはどのようなものが含まれるの??①」



はじめに未成年者のお子さんがいる夫婦が離婚をする際に決めておくべきものの一つが「養育費」です。
この養育費の取り決めにおいては、いくつか重要なポイントが存在しますので、今回はその点をお話します。

養育費ってなに?養育費は、一般的には「未成熟子」の経済的・社会的に自立するまでに要する費用(衣食住に必要な経費,教育費,医療費など)とされています。

この養育費は、お互いに話し合いをして金額などを

もっとみる
「再婚する時に気をつけることは??」

「再婚する時に気をつけることは??」


はじめに
人生は長く、再婚も選択肢の一つです。ただ法的な観点からみると再婚にはリスクも存在します。
特に未成年のお子さんや相続の関係では法律上、気をつけるべきことも多いので、今回はその点をお話します。

再婚と養育費養育費への影響

未成年のお子さんを育てており、前のパートナーとの間で養育費の取り決めをしている方も多くいます。

この場合、再婚によって直ちに養育費の金額に影響するということは原

もっとみる
「離婚の話し合いの時に不利になるんじゃ…」

「離婚の話し合いの時に不利になるんじゃ…」


離婚の話し合いで不利な立場になりたくない!「自分から離婚を言い出すと不利になるのでは?」
「話し合いの時に言わない方が良いことはありますか?」

離婚に関するご相談をいただく中で、このようなご質問をいただくことが多いです。
離婚の話し合いで不利な立場になりたくない、と不安に思われる方が大変多いのではないかと思います。
今回はこの点についてお話をします。

こんなことは言わない方がいい?今までの経

もっとみる
「離婚協議書を作る時に気をつけることは??」

「離婚協議書を作る時に気をつけることは??」


はじめにあるご夫婦が離婚をすることを決意し、その条件について話し合ったとします。
親権者をどうするのか、養育費はどうするのか、家はどうするのか・・・といった離婚に伴って多くの事項について決めたとしても、口約束だけでは不安ですよね。
そこで、その条件などを書面に残しておく場合、気をつけなければいけないことは何でしょうか?

離婚協議書を作るときに気をつけることは?離婚をするに当たって親権者、養育費

もっとみる
「どのようなトラブルがあると、離婚裁判にまで行ってしまうの?②」

「どのようなトラブルがあると、離婚裁判にまで行ってしまうの?②」


前回に引き続き、当事務所で対応した案件の中で、裁判で解決に至ったケースについてお話をします。
離婚問題で悩まれている方のご参考になれば幸いです。

親権者について争いがある場合ご夫婦の間に未成年のお子さんがいる場合、離婚後の親権者を定める必要があります。

この親権について争いがある場合、具体的にはどちらが親権者となるかについて争いがある場合には裁判に至ってしまう可能性は高いと言えます。

財産

もっとみる
「どのようなトラブルがあると、離婚裁判にまで行ってしまうの?①」

「どのようなトラブルがあると、離婚裁判にまで行ってしまうの?①」


離婚裁判まで行ってしまうのはどんなケース?離婚については夫婦間で話し合いをすることで解決できるケースもありますが、出来ない場合には家庭裁判所で調停手続を利用して解決を目指します。

ただ、それでも解決ができない場合には、離婚裁判(訴訟)を提起し、そこで解決を目指すことが考えられます。

よく質問いただくのは、どのようなことでトラブルになると裁判まで行ってしまうのか?ということです。
そこで、今回

もっとみる