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「生理ちゃん」で知った、女の私も知らない「生理」のあれこれ

 『ツキイチ!生理ちゃん』という漫画をご存知だろうか。

「生理ちゃん」とは
小山健によるオムニバス形式のマンガシリーズ。「生理痛」「むくみ」「頭痛」「貧血」「イライラ」「PMS」などが擬人化した「生理ちゃん」と女性との生活を描く。

 たま〜にSNSで見かけて時折読んでいるのだけれど、女の私も知らなかったりよくわからなかったりした「生理」のあれこれが知れておもしろい。日本で使い捨てナプキンを開発した人についてのフィクションとか、PMS(月経前症候群)のこととか。あと何より「男性視点で見た生理」のこと。

 女性は生理について多かれ少なかれ知っているし体験があるけれど、「男性視点で生理がどう見えるのか」は、考える機会が少ない気がする。

 個人的にものすーごく刺さったのは、第10話。生理を擬人化したキャラクター「生理ちゃん」が、生理中の彼女に対する態度に自己嫌悪する彼氏に言うこの言葉。

「しょうがないよ。分けられて、知らされずに、ずっときたんだから。」

 「だよなぁ…」と思った。残念ながら、男子や男性が生理に興味を持つと、「いやらしい」とか「セクハラ!」となりがちな風潮がまだまだ強い世の中だ。かくいう私も、男性と生理や性にまつわることについてオープンに話すのはちょっと抵抗がある。

 でも、そうやって男女がそれぞれの性のことをタブー視し続けると、誤解やすれ違いが生まれやすくなるんじゃないかとも思う。

 そういう意味で、『ツキイチ!生理ちゃん』は多くの人にとって「生理」をとっかかりやすいものにしてくれる作品だ。もし自分に子どもがいて、その子がマンガを楽しめるようになったらぜひともオススメしたい。2019年11月8日には二階堂ふみ主演で映画が公開されるともいうから、こちらも気になるところ。

 気になる方はぜひ読んでほしい。そしてぜひ感想交換したい。 


ありがとうございます。いつかの帰り道に花束かポストカードでも買って帰りたいと思います。