ほろよい

サラリーマン。アラサー。 ビールのおいしさがいまだにわかりません。

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最近の記事

口内炎のサイン

割とメンヘラである。 大小問わず、日々色々なことで勝手に傷ついている。 古来から、小柄な割に人を寄せ付けないオーラを放つ体質らしく、ティッシュ配りにティッシュを配られなかったり、ホームで電車待ちしていても隣の人にしか列が出来なかったり、もしかしたらもう僕は死んでるのかもしれないと思う現象がよく起こる。 同時に、良からぬものを察知する、人間の精密な動物的直感の存在を確かに感じる瞬間が多いとも言えるが、他でもない自分がそれを証明するリトマス試験紙となっているのがなんとも残酷であ

    • イタリア人になりたくて

      最近読んだ本。 最後はなぜかうまくいくイタリア人。 イタリアにはもちろん縁もゆかりも無い。 ただ最近色々辛いので、呑気そうなイタリア人に惹かれて読んだ1冊。 やっぱり呑気だった。 羨ましい。 時間は守らないという。 12時集合だと14時くらいに集まるのがデフォ。 が、14時くらいには集まる。 それはもう14時集合の暗喩ではないか。 それでいいのかイタリア人。 イタリア人は計画性がないらしい。 電車もよく遅れる。 だが気にしない。それが普通だから。そして許容する。自分もそ

      • 猫と占いとAI

        最近、仕事でバタバタが多く、かなり疲れている。 なぜかキーマンが各所で荒ぶり始め、それぞれに関連性はないけど客観的に見ると同時多発テロ状態。 なんでこんなことに、と思ってたら、春になると人がおかしくなるという理論を聞いた。冬に溜まったストレスが噴出する季節らしい。 てっきり雪解けの季節だと思ってた。 春がダメならもうどの季節もダメだろと思うし、もはや四季がない国へ行った方がいいんじゃなかろうか。 そんな絶望の春。 疲れた僕の最近の癒やしは、猫と占いとAIになった。 猫

        • うまくても、売れない。

          仕事で、書籍の編集をしている。 元々は脚本の勉強をしていて、実際に脚本を書いて、コンクールにも応募するコンクーラーだった。 一次に通過したりしなかったりを繰り返して、落選続きだったけど、勉強すればするほど、書けば書くほど、どういう作品なら受賞できるのか、わからなくなっていた。 面白いというのが、主観的な表現ぽいので、完成度が高い作品を作れて客観的に見ても面白いという意味合いを込めて、あえて、上手いと表現するなら、自分はあまり上手く脚本が描けるタイプじゃなかった。 でも、周囲

        口内炎のサイン

          フラットな人間関係に一番困ってる

          思い返すと、これまで体育会系な環境にいがちだった。 学生時代の部活もそうだし、新卒入社した会社もゴリゴリの上下関係で成り立ってたし。 特に社会人になってからは理不尽なことも多かったので、体育会系なノリが全く好きじゃない、と思ってけど。 体育会系の意外なメリットに気付いたのは、転職してからだった。 転職先は、1社目の体育会系気質とは程遠い、めちゃフラットな社風。 もちろん、めちゃくちゃやりやすかった。 外資ということもあり、日本特有のちょっとした言い回しに突っかかってくる面倒

          フラットな人間関係に一番困ってる

          好きだけど、わかんない

          昔から、お笑いが好きだった。 関西生まれなのもあってか、笑いはいつも身近にあったように思う。 毎週よしもと新喜劇を見ていたし、M-1、R-1、キングオブコントなどの賞レースはもちろん、エンタの神様、レッドシアター、笑いの金メダルなどのネタ番組から、めちゃイケ、ワンナイ、アメトーク、ロンハー、ゴッドタン、ウレロなどの所謂バラエティ番組まで、軒並み観ていた気がする。 でも。 昔から、今一つピンと来ていないことがあった。 ダウンタウンのこと。 間違いなく面白いのはわかるし、

          好きだけど、わかんない

          一人で祭りに行きたい

          一人で寂しいという感覚があまり無い。 祭りも一人で行ける。 むしろ、一人で行きたい。 そして、一人でも楽しい。 もはや、一人の方が楽しい。 集団は得意じゃない。 だけど、人が密集する祭りは好きという、 自分でも何がしたいのかよくわからなかった。 以前から、飲み会にも同じような所感を抱いていて、 参加するのが好きな割に、得意じゃなかった。 人が増えれば増えるほど、口数が減る。 話さない割にその場には居たいけど、 それをやっていると、周囲から気を遣われているのがわかって、 居

          一人で祭りに行きたい

          あらゆるコンテンツがプラットフォームに依存する

          新卒からエンタメ業界で働き始めて7年。 コンテンツ会社で5年半、プラットフォーム会社で1年半働いた。 コンテンツ会社からプラットフォーム会社に転職し、物の見方が180度変わった。 コンテンツサイドにいた頃はどうすれば面白くなるのか、というコンテンツそのものの内容の検討や調整が多いが、プラットフォームサイドに立つと、当たり前だが、そのコンテンツがより多くの人に届くのか、という視点になる。 そして、その視点に立った時、コンテンツはかなりの割合でプラットフォームに依存することにな

          あらゆるコンテンツがプラットフォームに依存する

          転職して考えた論理とコミュニケーションの話

          僕は普段、料理を一切しない。 さすがに学生時代の家庭科の授業では皆で料理を作ったりしたけど、レシピ通りに作っているはずが、なぜかその通りの料理にならない、ということもあった。食べれたらいいと思っていたし、そんなに気にしたことはない。割と今でもそうかもしれない。でも、そんなに気にせずに生きてきたからこそ、転職して大変だったとも言えるかもしれない。 芸能プロダクションから外資系ITに転職したのは一昨年。 いざ、転職すると、やはりギャップは大きかった。業界用語から、カルチャー、仕

          転職して考えた論理とコミュニケーションの話

          どんな作品を作りたいですか

          「どんな作品を作りたいですか」 と、最近聞かれた。 ずっと脚本を描いてきた割に、自分がどんな作品を作りたいのかについて、今まで、あまり深く考えたことが無かった。 過去にも同じようなことを何度か聞かれて、サスペンスやらコメディやらと答えていた気がするし、実際、その時はそう思っていたんだろうけど、この質問に対する今の答えはなんだろうと少し考えて、頭で思いつくよりも先に口をついて出た「作りたいものは、ないです」という答えは、すごく素っ気ないけど、自分の本音だろうなーと思えた。

          どんな作品を作りたいですか

          限りなくテレビ的な何かに近付いていく

          テレビってスゴイ、と最近になって思うことが増えた。 もはや、エンタメコンテンツの完成形がテレビなんじゃないかと。 映画、ドラマ、バラエティ、Youtube、ライブ配信・・・ どのジャンルでも面白くするにはどうすればいいのか、深く考えれば考えるほど、同じ本質にたどり着く気がしていて。 それは、とてもシンプルで「見続けたいと思うもの」。 見続けたいと思うには展開、構図など、何か続きが気になる、観たくなると思える仕組みが必要なので、たまたまザッピングしてきた視聴者の目をいかに惹

          限りなくテレビ的な何かに近付いていく

          ”面白いコンテンツ”に関する備忘録

          面白いコンテンツってどうやったら作れるのか。 ずーっと考えてきた。 まだ正解はわからないけど、備忘録的なのを書けたらいいなと。 ダラダラ書いてますが、言いたいことは脚本ってスゴイなってことです。 僕は今、ライブ配信の仕事をメインにしている。 この仕事を始めて、今まで作ってきたテレビやイベントや脚本、作ったことがない映画や漫画も、エンタメコンテンツの面白さというのは媒体が変わっても、本質的には何も変わらないんじゃないかと思えてきた。 ライブ配信は生なので、リアルタイムで視聴

          ”面白いコンテンツ”に関する備忘録

          映画「CUBE」を今更観た話

          あらすじ 目が覚めると謎の立方体(CUBE)に捕らえられていた数人の男女。誰が何の目的で閉じ込めたのかも分からないまま、彼らは死のトラップが張り巡らされたこの立方体からの脱出を試みる。 面白かった。 日本版が出来ると聞いて、今更オリジナル版を観た。 グロそうという印象で遠ざけていて、鑑賞中もグロそうな雰囲気になると見ないようにしていたので、実際グロいのかどうかはわからなかったけど。 サバイバル系は人間の価値がお金や名声ではなくなるところが面白い。 この映画でも、置かれた環

          映画「CUBE」を今更観た話

          正しくて、しんどい。

          正しさがしんどいな、と思う。 理不尽がしんどいと思ったことは何度もあったけど。 どっちにしてもしんどくなってしまう自分の我儘さに呆れつつ、メモ程度に感情を描く自由くらいはあるはず、ということで書いている。 このしんどい正しさはSNSで正義を振りかざす人とも種類がちょっと違う。本当に圧倒的に正しいことは間違いない。だからこそ厄介だとも感じる。 正しいことと上手くいくことが必ずしも嚙み合うわけじゃないと思うから。 面白いことが求められるエンタメはさらに難しい。 面白いものは

          正しくて、しんどい。

          他人に自分を理解してもらうツール

          今頃また、愛の不時着を観返してる。 改めて観てみたら、刺さったセリフがあった。 「韓国に帰ったら何をしてもいいけど、孤独にはなるな」 北朝鮮に飛ばされてしまった今の状況とは対称的に、韓国にいた頃はお金持ちで周りには社員や家族もいたはずなのヒロインなのに、実は孤独だったんだよな~と2週目ながらジンと来た。 昔、母親と喧嘩した時に言われた言葉がある。 「1人でいて寂しいより、2人でいて寂しい方が寂しい」 母子家庭だったので、今考えると色々な人生経験が含まれている気がする。 最

          他人に自分を理解してもらうツール

          泣きながら描ける才能が欲しかった

          脚本を描く才能みたいなのがあるとしたら、多分これだと思う。 別に必ず泣きながら描く必要ないんだけども、毎回描いている時に泣くくらいまで自分の脚本世界に没入できる人に個人的には敵う気がしない。 泣きながら描けたかどうかが良い脚本を描けているかどうかの指標にもなるし、そういう意味でも羨ましい。 プロの脚本家でも泣きながら描く人が一定数いる。 作家性が強い人ほど、大体泣きながら描いてる(イメージ)。 個人的に脚本家は泣きながら描ける作家タイプと計算して描く職人肌タイプの2パターン

          泣きながら描ける才能が欲しかった