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”面白いコンテンツ”に関する備忘録
面白いコンテンツってどうやったら作れるのか。
ずーっと考えてきた。
まだ正解はわからないけど、備忘録的なのを書けたらいいなと。
ダラダラ書いてますが、言いたいことは脚本ってスゴイなってことです。
僕は今、ライブ配信の仕事をメインにしている。
この仕事を始めて、今まで作ってきたテレビやイベントや脚本、作ったことがない映画や漫画も、エンタメコンテンツの面白さというのは媒体が変わっても、本質的には何も変わらないんじゃないかと思えてきた。
ライブ配信は生なので、リアルタイムで視聴数が見える。
視聴者がどこで増えるのか、どこで減るのか、数の増減と内容の面白さにはどういう相関関係があるのか。
そういうことを検証しながら、どうやったら視聴数が増えるのか、についてここ何か月かずーっと考えてきた。
そして、増えるのも減るのも一定の理由があり、数字の多さは内容の面白さとは必ずしもイコールじゃないけども、人間の興味関心とはニアリーイコールだとわかってきた。
まず、ライブ配信で視聴者数が増えるロジックとしては、
コンテンツを見続ける人がいる
→コンテンツを見続ける人がどんどん増える
→視聴者の総数が増える
という至極単純なもので、これと人間の興味関心を照らし合わせて、数字が高いコンテンツを面白いコンテンツとそうでないコンテンツに分けるとすれば、「能動的に見続けたいもの」か「生理的に気になって見てしまうもの」かの違いなんじゃないかなと思った。
「生理的に気になって見てしまうもの」というのは、エログロ的なもの。
ということで、色々検証した結果、面白いコンテンツの法則は
「能動的に見続けたいもの」なんじゃないかと。
バカみたいにシンプルだけど、これがまた難しいと思っている。
大抵、なんとなく集中して見れなくなったり、飽きてしまったりして、最後まで見続けたいと視聴者に思わせるものを作るのは、なかなかハードルが高い。
ある時、勝負の行方を最後まで見届けたいと思ってもらえるんじゃないかと一見面白そうな対決ライブをやってみた。企画的には悪くないし、わかりやすいはずなのに、なぜか離脱率が高く、どんどん視聴者が減ってしまった。他にも対決系の企画を色々試したが、とにかく離脱率が高い。
悩んだ結果、考えるべきなのは視聴者側のスタンスではないかと気付いた。
視聴者は対決している配信者のどちらにも感情移入が出来ず、どちらが勝つか負けるかに興味が持てないのではないか、と。
そこに興味を持ってもらうためには配信者のキャラや対決する配信者同士の関係性、なぜ対決をするのかという理由など、背景説明が必要になる。つまり、対決ライブをやるなら前後にそれ相応の対決の流れを作る必要がある。
ここまで書いて、思い出さずにいられないのは、もうかれこれ5年くらい勉強中の脚本メソッド。
脚本教本を開けば書いてある、構成やらキャラクターやらについての数々はあらゆるコンテンツに活きると改めて痛感する。
「能動的に見続けたいもの」はもっと言うと「続きが気になるもの」だし、それはやっぱりストーリーなんだなーと。
脚本を仕事に活かすにはまだまだ修行が足りないなと思う今日この頃です。
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