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【社員インタビュー #3】多角化への挑戦小松総合印刷の革新と展望 執行役員兼工場長 勝見 純平

株式会社小松総合印刷で働くメンバーに、実際の業務内容や入社理由など、色々深掘りしていく社員インタビュー企画。
執行役員兼工場長で製造部門を担う勝見さんのインタビューの3回目です。

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多角期を迎えている会社の強みとこれから

—改めて、小松総合印刷の強みを教えてください

会社はいま61期目を迎えています。会社は大きく分けて創業期、変革期、多角期、安定期という4つのステージがあるとよく言われていますが、うちはまさに多角期に入り始めています。いままでやってきたことだけではそろそろ限界が来るので、いろんな事業に挑戦して、いろんなお客様とお付き合いをして売上を伸ばそうとしているところです。DMや圧着くじの印刷だけでは先細っていく一方ではないか、と。ではほかになにができるんだろうと、試行錯誤しているところです。

—それがどう“強み”に繋がるのでしょうか

多角期に入っているということは、一人一人に活躍できるチャンスが沢山あるということ。うちにないものを持っている人、うちにないものを一緒に考えられる人。そういう人にとっては、可能性が無限にあると思います。

うちのいいところは、代表である社長と距離が近いということです。社長自身が、「やってみてだめだったらやめればいい」という考えを持っている方なので、なんでもトライさせてもらえます。もちろん作業に徹する人も人材としては必要ですけど、とくにバリバリ働きたいという人にとっては、風通しがいいのでおもしろいと思いますよ。このような社風だからこそ、いままで大きく売り上げを落とさずに来れたんじゃないかなと思います。

—技術的な面での強みとしては、やはり可変印刷でしょうか

そうですね。うちが作っているDMって圧着ハガキですけど、貼り合わせた後に印字もできるので、“パーソナライズDM”と言われるマーケティング手法に対応できます。それができる理由は2つあって、ひとつは、単純に中面の印刷を可変でできるから。顧客に合わせて1枚1枚全部違うものを一気に印刷できるわけですよ。もうひとつは、オフセット印刷とデジタル印刷のミックスができるということ。たとえば中面は絵柄が全部可変だけど、外面は印字だけ違う、ということもできる。外だけ可変、中だけ可変、なんでもできる。これができる会社って、日本国内でもあまりないです。

設備の有無はもちろんですけど、データを加工できること、つまり可変印刷をするためのデータを内製化している会社はほぼありません。だから強いんです。お客さんから素材だけもらえれば、印刷された状態で届けられる。一般的には、印刷会社が指定するフォーマットがあって、そのフォーマット通りにデータを揃える作業を素人のコンシューマーにやってもらわなきゃいけませんが、それってハードルが高いじゃないですか。

—なるほど、たしかに発注側からしたら楽ですね

うちが所有しているデジタル印刷機って、本来はうちが使っているバリアブル印刷に特化して開発された仕組みではないんです。どちらかというと、小ロットの印刷物を多品種印刷するためのもので。うちがデジタル印刷機を導入したのは7年くらい前。それまではプリンターをガンガン回して印刷したりとか、オフセット印刷機にインクジェットが付いている機械で印刷したりとか、つまりオフセット印刷の延長線上でやっていたそうです。デジタル印刷機を入れて、そこがガラっと変わったようです。それを活かしてなにができるんだろうねとみんなで良く話しています。

-これらの強みを活かした展望は?

2つの軸があります。ひとつは多角化の話で、いままでやってこなかったDM圧着くじ以外のビジネスを組み立てるということ。もうひとつは、印刷業界の市場規模って4兆5千億円ほどあるのですが、うちの売上はその内のほんのちょっと。ですから、まだまだいまのビジネスの延長で仕事が取れるはずです。

具体的に目指していることのひとつは、入稿の自動化です。たとえば100枚だけ作るという案件だと、これまでのやり方ではコストが合いません。ですがもし、その100枚を低価格で提供できるようになったらいいな、と。つまりBtoC、またはBtoスモールBができれば、もうちょっと拡大できるよねという話も上がっています。ですから、直近でやるべきことは会社の認知度を上げながら、量の少ないものをなるべく安く早く作れる仕組みを作ること。小ロット対応と自動化、そしてあらゆるお客様の安心感の為のクリーンな工場

BtoCが始まってくると、お客さんの要求も変わっていきます。いままでは印刷のプロと商売できたけど、印刷の素人と商売することになるので、より分かりやすく、使いやすいインターフェイスを考えて行かなければなりません。それがたぶん、また次なるビジネスを生むんだと思います。極論、スマートフォンで撮影した写真をうちに送るだけで圧着くじができるぐらい。もしかしたら、それくらい革新的なことを考えていかなければならないかもしれません。


全3回の長編インタビュー企画、いかがだったでしょうか?
これからも社員インタビュー企画は継続していく予定です。小松総合印刷ではどんな人が働いているのか、少しでも知ってもらって身近に感じてもらえればと思います。

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