アートイベント続々!演劇三人姉妹に行ってみた【イベントレポ】
どうも、イワハシです。おいおい調子乗んなよ!っと言われそうなんですが、今日は観劇をして参りました。休日は観劇をしてその感想をカフェで語り合うことが多いですね。
すみませんカッコつけました。午前中は草刈りしてそこからの観劇です、人生で3回しか見たことないです。火薬と筋肉量が多い映画ばっかり見ている素人がなんか言うとるわ〜くらいの感想とあらすじなどを紹介します。
■三人姉妹(チェーホフ)
この作品はロシアの戯曲家であるチェーホフの三人姉妹という戯曲で、四国を中心に芸術活動をしているサラダボールさんによって公演されました。
こう説明されてもわからないですよね(笑)僕もわからないです。まずチェーホフって誰?ってなりますよね。
僕の知ってるロシア人は、ヒョードルとアレクサンドル・カレリンくらい。ロシアは大男のゴリマッチョ格闘家という印象ですね。あと範馬勇次郎をテーブルの下から蹴って「ロシアの喧嘩は遅れてるな」って言われてたアイツ。土下座する猪狩に土下寝で対抗したアイツは覚えてます。
■チェーホフとは
1860年〜1904年に小説や劇作家として活躍されてた人です。まぁかなり革命的なことをしてた激トガり作家だと思ってください。wikiによると太宰治にも影響を与えたらしいです。
ロシア文学はドフトエフスキーやトルストイなど小説を読まない人でも聞いたことがあるくらい有名な作家がいるくらい世界的に評価されている作品が多いです。でも読んだことがない!って人も多い。
なぜかと言いますとすごい難しいのです。単純ですね。面白いけどすげーむずいから途中で辞めちゃう人が多いし、初心者は読もうと思えないんですよね。
ロシアには、あだ名で呼び合う文化があるらしくて、ただでさえ覚えづらい〜チョフみたいな名前がコロコロ変わっていくから「お前誰やねん」ってなって話の筋がわからなくなるってのがロシア文学あるあるらしいです。
そんな面白いけど、難しいロシアの文学を現代の日本人向けにわかりやすくアレンジしてくれていて演劇という形なので理解しやすく面白くなってるというのが今回の演劇です。
■あらすじ
これだけ書いたのにまだあらすじも書いてませんでした。いらない文章が多いですね。ざっくりと書きます。
生まれ故郷のモスクワを離れ、田舎で暮らす将軍の娘の三姉妹の話です。昔はいい暮らしをしていたのですが、今はそれぞれ不満を持って生きています。
長女は独身の教師で、結婚できないことを気にしている。次女は夫に不満を感じ結婚を後悔している。三女は今までは夢見る少女だったのですが、現実の厳しさを感じ始めている。それぞれ満たされない生活を送りながらも、いつかモスクワに帰りたいという希望を持ちながら生きているという話です。
これからどう話が展開していくんだい!ってことですね。
■感想
三姉妹の不満って現代でもよくあることなんじゃないかなと思います。結婚できない〜、結婚ミスった〜旦那と別れたい〜、あれ現実って思っていた以上にしんどくない??
って感じで現代に通ずるところがあって、誰でも3姉妹の誰かに投影できるんじゃないかなと。それぞれの後悔と不満があるのですが、三姉妹は元々、都会のモスクワでいい暮らしをしていて田舎町に引っ越したことで運命の歯車が狂ったのだと思っています。
なので劇中で不幸がある度に、モスクワに帰りたいと言います。モスクワに帰りさえできれば、全ていい方向にいくと思っているからです。
ここも現代の地方都市に似ている部分がある気がして、東京や関東の在住じゃない若者って都会にさえ出れば自分だって最高の暮らしができる!って思ったことがあると思います。
まぁ実際に上手くいくかは、その人次第なのですが三姉妹は戻りさえすれば、あとはどうにかなると思い込んでるのか、そう思い込むことで現実逃避をしているのだろうなと思いました。100年くらい前から人間が思うことなんてさほど変わってないってことですね(笑)
人間が生きていく上で抱えているそれぞれの地獄と絶望があると思います。それって捉え方によっては意外とあっさり希望に変わったりもするのですが、それは長続きする訳ではなくてまた違う地獄が生まれると思います。
例えば、受験に受かるか不安だったけど合格したら次は友達と彼女ができるか不安になったりして、そこをクリアしてもまた別の悩みって生まれるものですよね。
演劇ではこんな当たり前なことはしてませんが、僕はそういった社会の輪廻みたいなところを表現したいのかなと思いました。まぁあくまでも僕の捉え方ですが(笑)
■今後も続々とアートイベントが目白押しです!
東温市では「とうおんアートヴィレッジフェスティバル」と題して今回の三人姉妹を皮切りに、10個ものアートイベントを開催していきます。こんなにもイベントをしまくっている自治体は数少ないと思いますね(笑)
シャイクスピアの「マクベス」の舞台や、バレエ、ミュージカル、コントなどあらゆるアートが楽しめますのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
■各ホームページとSNS
<おわり>
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