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おまえがきらいだといった。現代詩。

おまえがきらいだといった。


おまえがきらいだといった。


それは


おれのことかと


こたえた


ちがう


それいがいの


ひとだと


いった



それいがいの


ひとは


どこにいるのか



たずねられたような


さとされたような。


しってることと


しらないこと。


しろうとすることと


しろうとしないこと。


やはり



おまえがきらいだといった。


おまえがきらいだといった。


それは


だれにたいしての


ことだろう。


めのまえに


かがみがあるような。


ないような。



とうめいかんのある


ひょうじょうは


ただの


いみのあるような


ないような。


ただ。


おまえがきらいだといった。


おまえがきらいだといった。


そういって


ないた。


ただ


とめどないほど


ないた。


なれないことは

しないほうがいい。



なれないことは

いわないほうがいい。


それは

そうだと。


そう


つぶやいた。


ひとにいわれたからといって


ひとにいうものではない。




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