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ENTRY 現代詩。

何度も何度も

あなたを

殴った

当たり前のように

拳からは

血が流れてる

わかってるよ。

なんにもかも。


理由なき

暴力はしない。


理由なき

憂いはない。


それなら

なぜなんだ。


わからないから。

また

言ったら

なんか

自分を見失いそうで。

もう一度

眼を

自己で見た。


理由はなんですか。

わかってる。

検事は言う。


なんとなく

あなたの言葉は


わたしには

届かないまま。


仕上げのネジが

うまく頭に入らない。

これさえ

はいれば

完成なのに。


一方

同じ

あなたも

最後の

ネジが入らない。

もういいかな。

もう一度

もう一度

愛してと

涙を溢しても。

もう一度

もう一度

愛してと

涙で考えるなら。

なぜ。

ネジが入らない。

ネジが入らないなら。

ミカンセイ。

未完成。

やっぱり

この場は

この場

わかってる。

言の葉。

恩返しをしたい。

恩返しをしたい。


じぶんが

自分が

世話になった人に

恩返しを

したい。


あっ

あ。

あ!!!!!


あ。



あ、。



、、

あ。



わかってる。

なぜか。

拳は

血だらけだ。




わかってる。

流れてる

血は

人の血だ。



わたしは

いきている。


わたしは

いきている。



わたしは


わたしは


大丈夫だ。



生きていれ

生きていれ。


この

赤は

なんなのだろう。



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