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ずんだ餅。現代詩。

なんか

オバアが食べろって

言ってた

なんか

オバアが食べろって

唆した

それを

食べたら

どうなるの

唆した

オバアが

笑ってた

それは

嘲笑ってた

それを

なんか

おかあは

嘲笑ってた

なんか

すごい


恐い


それは

御伽話

ならいいな。

そういう。

ことならば。

いいな。

でも

それは

現実的

ならさ。

どうなるの。


なんか

オバアが食べろって

言ってた

なんか

オバアが食べろって

唆した

それを

食べたら

どうなるの

唆した

オバアが

笑ってた

それは

嘲笑ってた

それを

なんか

おかあは

嘲笑ってた

なんか

すごい


恐い

なんか


恐いのよ。


それは

ずんだ餅

そら豆

なら

いいな。

他なら

理解が乏しい。

だからさ。

なんか。

泣けてくる。

それは

泣けてくる。


おばあ

いないから、

あいたくなるのか。

おばあ

いないから、

あいたくなるのか。



なあ

おばあ


あいたいよ。

おばあ。


ずんだ餅

好きじゃなかった。

あんなもの。


好きじゃなかった。


おばあの笑顔が


好きだった。


だから


美味しいと

いった。

なんこも


たべたいと


言った。


ずんだ餅は

好きじゃない。

なぜなら

オバアの

ずんだ餅は

塩辛い

たぶん

砂糖と塩

間違ってるだろう。


けれども。


オバアの笑顔が好きだ


オバアの笑顔が大好きだ。


塩辛いずんだ餅

オバアの笑顔が大好きだ。




オバア大好き。



それは


オバア


いないから。


大好きだよ。


オバアの


ずんだ餅。


それが


すべてで。


もう


いいや。





なんか

オバアが食べろって

言ってた

なんか

オバアが食べろって

唆した

それを

食べたら

どうなるの

唆した

オバアが

笑ってた

それは

嘲笑ってた

それを

なんか

おかあは

嘲笑ってた

なんか

すごい


恐い。


大好きだよ。


オバアのずんだ餅。




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