AIバーチャル細胞と予防医療の必要性
AIの応用のなかで、医療は最も期待されている分野の1つです。
そんなAI×医療で「AIバーチャル細胞」という魅力的なタイトル記事を見つけました。
ようは、
AIの技術で細胞を仮想的にシミュレーションすることで、病気のない世界を実現できるよ、
という話です。
ザッカーバーグとありますが、細かくは旧Facebook CEO(マーク)でなく、その奥さんが主導しています。(勿論裏ではサポートしています)
慈善家として有名ですが、特に医療関係の活動をよく目にします。
記事内にある「AIバーチャル細胞」は、ある意味最近話題のLLM(大規模言語モデル)の細胞版という言い方をすると分かりやすいかもしれません
要は、細胞の挙動を学習した「AIモデル」を作ることで、病気の原因を細胞レベルまで解析する、それによって事前に防ぐことができるのではないか?
ということです。
実際にその基盤の提供に向けて準備しているようですし、医療データはSNSよりも合理的で透明的(人の悪意が介在したデマやディープフェイクがない)なので期待値は高いです。
近い動きは各国・各組織単位で散見され、日本でも文科省が下記のような発表をしています。
ある程度資本を投下すれば、細胞レベルで病気予防を解析することは相当現実的な話です。
個人的な未来予測ですが、科学技術の進展よりも、人間が予防医療に対するマインドを高めることがボトルネックになると思います。
ようは、自分の健康に日常的に向き合っていきましょう、ということですね。
例えば、最近日本企業も開発にかかわったアルツハイマー新薬が認められています。
この薬がよりどころにしているのが「アミロイドカスケード仮説」と呼ばれるもので、過去にも触れたので引用にとどめておきます。
上記記事の通り、厳密にはまだ諸説ありますが、仮にこの仮説が正しいとしてもこちらの研究発表もあります。
ざっくり記事の論旨をいえば、効果はあるけど早期から取り組まないとその利益は薄いよ、ということです。
専門用語でいえば「免疫療法でなく免疫予防を考えましょう」ということです。
つまり、どんなに素晴らしい研究成果が出ても、予防的に対処しないともしかしたら意識高い系でないと社会に広まらない可能性もあります。
最近よく「予防医療」として括られるケースをよく目にします。
せっかく科学技術が加速度的に進化する奇跡的な時代に生きているので、それを最大限享受出来るよう日常を顧みたいと思います。
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