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知能の不確定性原理がAGIへの道?

AIが人類の知能を超えて、いつか機械と生物が融合して後戻りできない時代が来る。

それを「(技術的)シンギュラリティ」と呼びます。興味ある方ののために、過去記事を引用しておきます。

初めの関門「人類の知能を超える」、最近ではAGI(人工汎用知能)と呼ばれることも多くなりましたが、これはこれで簡単な話ではありません。

勿論答えがある程度決まった枠内であればすでに凌駕している、といってもよいですが、一番やっかいだなと個人的に思うのは、その柔軟性です。

たった1つの脳みそ(と感覚器官との相互作用)で、あらゆる精神活動を担っており、冷静に考えるとすごい装置を我々は頭の上に積んでいるわけです。

もしかしたらその柔軟性に絡んでいるのでは?と個人的に想像しているのは、「我々の脳は結構いい加減にできている」という点です。

物事を忘れたり、いい加減に理解してたり・・・恥ずかしながら今でも日常的に体験します^^;

その「いい感じの緩さ」が意外にこの汎用的な知能に効いているのではないか?というのが私の仮説です。

仮にそうであるなら、AIがAGIになるためには「人間の不確実性」をうけとめる必要がありそうです。

そんな中で、それに関する記事を見つけました。(タイトル画像も下記記事内の図を引用。 Credit:Unsplash+)

ようは、
AIが賢くなるためには、人間の不確かさを学ぶ必要がある、
という話です。

前段と同じ懸念を持って真面目に研究しているグループがおり、それがいつか実現できるだろうと、前向きな姿勢です。

あいにく学術的成果までは載ってませんでしたが、その実験方法について添えておきます。

要は、人間が写真をみて曖昧な答えでもそれを機械に教えると、正しいデータ学習より機能しなくなる、という結果です。

これを悲観的にとるのではなく、その人間の疑念という現象を機械に学習させる(例:この人の疑惑は高そうだからそこからの学習データはやや信頼性を下げる、等)ことができれば、より信頼性がおけるかもしれません。

ちょっとくどい表現ですが、ポイントは「人間の疑惑」をどう見極めるか、これは脳の動きを解析することで行けそうな気がします。

このくだりを読んで連想したのが「うそ発見器」です。

近年になってこれが使われ続けているのかは公開情報を見る限りはグレーな印象です。
元々脈拍・血圧などのバイタルデータの上げ下げで読み取っていたようですが、確かにそれだけで嘘と判断する科学的な根拠がちょっと不明です。。。

で、いくつかサイトを覗いてみると、厳密には「ポリグラフ検査」と呼ばれ、「嘘を見破る」のでなく「真犯人しか知らない情報をしっているかどうか」を看破する特定の用途だそうです。

なので、人間の疑惑度合いを見るのはちょっと違いそうで、やはりもっと精神活動のよりどころとなる、脳内の神経細胞の動きまで探索する必要があるのかもしれません。

これも近年の神経科学の発達を見る限りは、実現できてしまいそうです。難しいのは「意識の研究」と同様、いかにその「疑惑」を客観視できるか、かなと思います。

「このブログの中身への疑惑は?」と聞かれると・・・ムムムとうなってしまいます。(さすがに100%信じているとはいえないです☺)

いったん今回は脳に責任転換してキーボードから指を離します。

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