49. 誰も知らないこと

こんにちは。こうです。

今回は橘玲さんの
「もっと言ってはいけない」を参考に、
「人間の能力や特性は遺伝でかなり決まっている」というお話をします。

もくじ
真実①遺伝の影響で犯罪をおこす
真実②日本語を読めない日本人
真実③無意識の力
真実④ゲイ遺伝子が存在する

真実①「知能」「精神疾患」「犯罪」は遺伝する・・・

実は様々な研究によって、これらの事実は明らかになっています。

これは差別ではありません。

人の能力や性格に、遺伝による影響が少ないとすれば、すべて本人の努力次第で解決出来ることになります。

すると、犯罪を起こした子の親は、「子育てを間違えた」ことになります。

そうではなく、遺伝による影響が大きいです。

遺伝で能力や性格が決まるというのは残酷な事実かもしれませんが、同時に苦しんでいる人たちを救うことにもつながります。

真実②日本人の1／3は日本語が読めていない

ある公的機関のデータにより4つの事実が明らかになりました。

・日本人の1／3は日本語が読めない(基礎的読解力がない）
・日本人の1／3以上が、小学校3〜4年生程度の数的思考力
・パソコンを使って基本的な仕事を出来る日本人は1割以下
・65歳以下の日本人労働人口のうち1／3がそもそもパソコンを使えない

これは今に始まったことではありません。

元々の能力が実験によって明らかになっただけです。

真実③無意識は高い知能をもつ

知的能力にくらべて、無意識は大きな力を発揮することがあります。

有名なカードの実験があります。
4種類のカードの束から、カードを引いていく実験です。

被験者は、カードを引いていくうちに、AとBを避け、CとDを引く回数が多くなったそうです。
（内容は知らないのに）

こうすると「少し負けはするものの続けていれば勝てる」のです。

しかも、被験者にはこの理屈が説明できませんでした。

脳を調べると、リスクの大きいAとBのカードを触る時に、危険であるというシグナルが、脳で発信されてました。

このように人間の無意識は、知的機能を超えることが起こります。

真実④ゲイの遺伝子が存在する

ゲイはほとんど「遺伝子」で決まるそうです。

しかし、同性愛者は出産に繋がる生殖が難しいです。
では、ゲイは非合理で必要の無い存在なのでしょうか？

答えはNOです。

では、出産につながりにくい個体のゲイはなぜ誕生するのでしょうか？

「ゲイはモテ遺伝子」

ゲイは、男性を好きになり、男性を魅了します。

つまり、ゲイ遺伝子を持つ女性は、男性を魅了する遺伝子を持つのです。

例えば5人の兄弟姉妹の例をあげます。

1人が2人ずつ子供を作ると仮定した場合、

となります。

昔は乱婚だったと言われているため、複数の異性を相手にすることを前提に考えます。

すると、モテる個体が増え、妊娠の確率が高まります。

女性が生む人数が一人増え、次男がゲイにならなかった場合を考えると、

となります。

ゲイ遺伝子は、男性を惹きつける魅力がありながら、男性としても女性を惹きつける魅力があるため、人気を獲得しやすいです。

芸能人や著名人にゲイが多いというのも納得できます。

遺伝的に決まるということは、環境のせいでも、教育のせいでもなく、生まれながらに持ったものだということです。

最後に

いつもご覧いただきありがとうございます。

こういった真実を多くの人が知り、たくさんの理解があれば、差別や偏見が少なくなると僕は考えます。

特に、遺伝的要因は本人の努力で覆すことが難しいです。

大切なのは周囲の理解です。

「共感は感情、理解は知性」です。
（北野唯我さんの言葉）

感情で人を傷つけるのではなく、知性でたくさんの人に優しくできるといいな！

もっと言ってはいけない (新潮新書)

ではまたヽ(^^)