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【短め読書記録】『オカルト編集王』三上 丈晴 著
国民的オカルト雑誌・月刊『ムー』の編集者である三上氏の著書。
『ムー』といえば超常現象や超古代文明、UFO、UMA、など怪しい・妖しい諸々を扱う「あやしい」雑誌。
しかし三上氏は冒頭から「『あやしい』は誉め言葉、そう思っている」と言い切る。
何でしょう、この清々しさ。
私自身は、奇怪だったり面妖だったり、ましてや恐怖体験的なものが無く、それでもこの「ムー的」なものが昔から大好きだったので、『ムー』
【悩み】仕事帰りに図書館本館に寄って本を借り、自宅最寄りの分館で返却する、というのを繰り返していたら
分館の民俗学棚が物の見事に私が読んで返した本ばかりになり(爆)
当然、私から見れば「あぁ、どれも読んだ本ばかり…orz」
本館か他地区の分館に行かねば新規開拓出来ない状況に(嘆)
【読書記録】怪談・怪異・妖怪の本
気候といい自分の蕁麻疹といい落ち着かないこともあり、ひたすら読書しています。嗚呼…
『怪談之怪之怪談』 怪談之怪 編
怪談之怪とは、作家の京極夏彦さん、怪談蒐集家の木原浩勝さん・中山市朗さん、『幻想文学』編集長の東雅夫さんによって、「怪談を聞き、語り、愉しむ」ことを活動目的に1999年1月に結成された、とのことで。
(京極先生、と書きたいのだけど、構成員の敬称は揃えたほうがいいのかなぁと今回は
プチプチ・アニメ「おいどんと」と絵心ない芸人
現在Eテレにて月~金の朝6:50~6:55に放映されている、「プチプチ・アニメ」。
半月サイクルくらいで様々な5分間アニメーション作品が放映されており、「今この時代で!」と驚くほどにアナログなコマ撮りアニメが続いております。「ニャッキ!」はクレイ(粘土)だけど、食べ物を用いたりウールによる編物・立体フェルトを使ったり。いやあ、ほんと大変だろうなと思うばかりで頭が下がります。
で、このところは見習
【ミニ読書記録】『ひどい民話を語る会』京極夏彦・多田克己・村上健司・黒史郎 著
テーマもストーリーもあったもんでない「ひどい民話」談義。艶笑話・猥談は除くといっても、ひどい民話にはその場の笑い主眼ゆえかウ〇コとオナラは避けて通れない(爆笑)。比べると「昔話」の完成度の高さが分かる
【読書記録】対談集2冊
『脳内異界美術史 幻想と真相のはざま』荒俣 宏 著
『対談集 妖怪大談義』京極 夏彦 著
を読みました。
アラマタ先生も京極先生も「ただ知識豊富なだけじゃなく、自身のスタンスを明確に持っている」人で、あちこちの専門家あるいは作家に自分の主張を述べつつ相手からもしっかり話を引き出しているのがすごかったなと。そもそも、「この人からこういうことを聞きたい」というのがあって対談がセッティングされるのだろう
商業漫画から離れンン年の自分が、漫画技法の分析的な本を借りて読み、久しぶりに最近の商業漫画を部分的に見たのだが「今はデジタル作画の人も多いだろうに白黒比は何十年前と大差ないな」と。特に週刊少年漫画では「白コマにフキダシ1つ」とかもで紙面の白か描線墨ベタで01に近い。速さ要求からか
拙作語り51『郷邑秘録』と『公寓秘録』~『王宮秘録』外伝構想
古代中国風歴史FTな一次創作小説『王宮秘録~景の国と顕の国』。
完結からン年経つ拙作ですが、実はスピンオフ的外伝の構想がありました(爆)。これももう、何年経っても書ける気がしないので、供養的に構想メモを残しておこうと(更に爆)。。
『王宮秘録』本編は、こちらから↓
(R15)王宮秘録~景の国と顕の国【PDF版】 pictSPACE - 創作活動を支援する同人専用自家通販サービス
『郷邑秘録』
【短め読書記録】『海之怪 海釣り師たちが見た異界』高木 道郎 著
これだけの表現にしてしまうと誤解の元となるのかもしれない、でも私にはこの本が『山怪』シリーズの海版のように思われました。それは決して「二番煎じ」的な悪口ではなくて。
山と海、場所は違えど、そこで事故・自死その他様々な理由で命を落とす人が居て、また不思議な体験をする人も少なくない「異界」。時代が変わり、技術や研究が進んでも、なお謎を残したままの世界である、と。
だから、自分自身が高校生の途中まで海の
【ミニ読書記録】『イミコワ英語 意味がわかると怖い話で学べる英文法』水谷 健吾、氏田 雄介 著
以前読んだ『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の百物語』と同じく氏田さんの著書だけに、世界観もかなり重複し
英語圏の人はこれ読んで怖いと思うかな、という素朴な疑問も湧いた
【読書記録】『世界のヘンな研究』五十嵐 杏南 著
「ヘンな」シリーズが好きだな、自分。
と素で思ったことは、さておき。
「ヘン」を形容詞で用いる場合、コトバンクによると
・普通と違っているさま。ようすがおかしいさま
・思いがけないさま
を言うのだそうです。つまり「変わっている」「普通じゃない」ということ。
しかしながら、それは必ずしも悪口や批判めいたものになるとは限らない。
所変われば品変わる、と言う。他の場所では有り得なかったろうが、その土地な
【短め読書記録】『怪奇的で不思議なものの人類学』廣田 龍平 著
真夏のような暑さが続き、PCが熱くなりやすく、日々ハラハラしながら過ごしています(汗)。PCクーラーにUSBの卓上扇も回しつつ、手短に読書記録(さらに汗)。
いやもう、こう暑いとあれこれ滞る…絵コンテとかグッズ入稿用データ作成とか以下略…。6月にして、図書館から借りてきた本を読むばかりだなんて…偏った読書癖の持主なのよ自分、真夏に読む本なくなっちゃう(大困)。
「恐怖の村」シリーズという21世紀
拙作語り㊿~そういや昔こんなのも考えたことが以下略
たわごとと流してほしい気持ちもあるのですが(予防線)。
超個人的な想像として、一夫多妻制の下でハレムや後宮や大奥のように男一人に対し女性ばかりが多数一つ所に暮らしていたら、無論一人の男の寵愛をめぐる女たちの争いも勃発するのだろうけども、一方で「いつ自分の許へ来るのか分からない一人の男の愛を待つだけなんて」と思う妻も出てきて、それこそ妻同士いい仲になってしまうというのも起こり得たんじゃないか、そんな
映像化は商業ベースなので基本「よりウケる演出」に流れ
原作者があれもこれも納得、とは多分夢想であって
自分の作品を大切に思えば思うほど「作品が商売道具化されている、自分の手から離れていく」と感じるんじゃないかと
そもそも作者が映像化想定で描いてるとも限らないし
問題は根深いと思う