kodomiru文庫

言葉が好きです。管理者の名前はマル。 好きなこと:本を読むことと食べること。映画・落…

kodomiru文庫

言葉が好きです。管理者の名前はマル。 好きなこと:本を読むことと食べること。映画・落語・講談。歌舞伎も近年見るようになりました。 子どもは5人(社会人・大学生・高校生)。kodomiru家庭文庫主宰。 旧ブログ https://soritaehon.exblog.jp/

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はじめまして

はじめまして、管理者のマルです。 絵本や児童書を通して、子育て支援活動をしています。 大学生4人、中学生1人の5人の子どもがいます。 シュタイナー教育に出会い、絵本に出会い、子どもたちとたくさんの 絵本や児童書や小説を共有してきました。 気づくと家にたくさん本があったので、連れ合いに相談し、 家を開放して本を貸し出す家庭文庫を、末娘が生まれた後、始めました。 この本棚は一部ですが、赤ちゃんからおばあちゃんまで、幅広く利用いただいています。 子どもたちとの思い出や、今読んだ

    • 読み聞かせボランティアの勉強会

      絵本をともにする歓びを子どもと分かちあう  今日は所属する読み聞かせボランティアの会の勉強会でした。 講師としてお招きしたのは家庭文庫どんぐり小屋のクーさん。 120分みっちりと、ボランティアのこと、選書を知る、子どもを知る、 自分を知る。大事な”知る”について聞くことで、それぞれ新しく入会した人も、長年いる人も、中堅クラスも響くことがあったと思います。  うちの会では、必ず年に一回勉強会を続けています。 その一回という時間のなかでも、毎回自分が新しくなる感覚を持ちます

      • 肩胛骨は翼のなごり

         宮崎駿氏が絶賛だから読む、ということではないけれど、 読み終えた後、好きだろうな、宮崎駿氏が読み終えた時の表情もなぜか想像することができた。  これはすごくいいの。もしまだ読んでなかったらぜひ読んでと読書友達に勧められた。出会うのを待っててくれたんだね、ありがとうと本に言いたい。  まずね、東京創元社さんの出す児童文学、実はすごく好き。 ここは割と、出してくれてありがとう!という本が多い。   書誌情報は↑で。  お父さんとお母さんと主人公のマイケルは古くて、そして

        • 関心領域を観て

             ホロコースト続きです。 もうずっと、なぜこんなことが起きたのか、どうしてこんなことができたのか。理解が全くできなくて、書物や映画をたくさん読んできました。 この映画も知ってからすぐに見に行こうと決めていました。 まだ公開中なのでネタバレはしませんが、とにかく見終わった後しばらく映画館から離れられず、そのあとは気づいたら90分近く、あてもなく歩いていて、それほど落ち着かなくなる映画でした。それも、エンドロールが終わり、時間が経てばたつほど、なんともいえないゆさぶりがじわ

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        はじめまして

          フランスでのホロコーストを知る

          ホワイトバード  主人公はアメリカに住むジュリアン。自分のしたことで傷ついた子がいた、その理由で学校を転校したばかり。  転校先の学校の課題、作文の宿題で”家族か知り合いについて書く”を ジュリアンはパリに住むおばあちゃんの子どもの頃に体験した戦争のこと を書きたいとおばあちゃんに頼むところから物語は始まる。  ジュリアンとおばあちゃんの電話での会話の中に、「時間を戻せないかなって思うんだ。やりなおせたらなって……」そのあとジュリアンにこう伝えるのだ。「人はまちがいによっ

          フランスでのホロコーストを知る

          こうもりの絵本

          こうもり  我が家の近くの川の堤防でよく見かけるこうもり。  この絵本も暮れたあとの川沿いがよく描かれ、こうもりの大きさや体重、 つばさの仕組みやどうエサを取るかなど、生態がポイントを押さえて、小さな人でもわかりやすく書かれています。  こうもりのだす超音波の説明では、人が聞こえる音の域とそうでない域のが絵でわかりやすく描かれ、哺乳類で1匹から生まれる子どもの数、エサ、どこでどんなふうに生息しているかも知ることができます。  ここで描かれているこうもりは、函館より南の市街

          こうもりの絵本

          子育て支援拠点で絵本相談室

          禾乃登こくもつすなわちみのる まだ暑いですが、秋がやってきたことはわかります。 これからが楽しみですね! 初めて見出しの画像をお借りしました。 とんぼと穀物の良い写真、ありがとうございました。 出張ま〜まさんの絵本相談日 今日は奇数月で多胎っ子の日。 マーガレットま~まの応援拠点を出張している日なんですね。 スケジュールはこちらでどうそ。 双子のお母さんは3組いらしてました。他にも数組の親子さん。 秋の声が聞こえてきて、トンボがよく飛ぶようになりましたね。お盆

          子育て支援拠点で絵本相談室

          子どもはいつでもたのしく遊ぶ

          発売されたのが今年の5月。 春の大風の話から、虫取り、スイカ、打ち上げ花火…とくれば、しまった、やっぱり文庫に入れるべきだった。と思うわけで、でも、今から読んでも楽しいからねと言い訳をしておきます(笑) 注文をしたので、今週は無理でも来週の文庫には間に合うことでしょう。 お楽しみに。 子どもって、なんで?どうして?の疑問を持ったら、そりゃうるさい、うるさい。そういう意味では家や近所におじいちゃんやおばあちゃんやおじさんやおばさんという目上の存在があると、そこでうまく収

          子どもはいつでもたのしく遊ぶ

          あっという間に新年だった

          前回ここのブログを書いてから、半年以上空いてしまっていた。 共通点と言えば、今日もまた、息子や娘が帰寮した翌日ってことだけ。 あれからの変化といえば、息子が新しく行く大学が合格したことと(息子はこの春大学を卒業する人)、娘たちが年末前からバイトに行って、初めて我が家で家族揃っての新年を迎えなかったこと、ぐらいだろうか。 気づいたら、ちびっこがわやわやいて、かるがも一家のような状態だったのがみんな大人サイズになり、数え年で24歳、23歳、20歳、15歳という、あらびっくり半

          あっという間に新年だった

          おやつは外せないー作家のおやつー

          今週は末娘が帰寮し、なんだかぽっかりとしつつ、 二学期も無事に過ごせますようにと祈るばかりの日々スタート。 ぽっかりとするからか、更年期だからぽっかりするのか、 わかりませんが、あんまり身体に反抗しないで日々を暮らそうと思います。 行きたかった講演会も、今回は前日にキャンセル。 よくよく考えていかないといけないと反省中。 今週、のんびりしつつ作ったおやつと本を紹介します。 こちらおかゆパン 本当は玄米かゆで作ります。 炊いた玄米をおかゆにして、そ

          おやつは外せないー作家のおやつー

          やさしくいきたいーコウケンテツのごはんのはなしー

          あと1日で夏休みが終わります。 東京へ末娘は帰り、大学生はもう少し夏休み。 9月16日からはお弁当が再開。 大学生活にも慣れてきたと思うので、お弁当のことを考えねば。 というのも、地元組は中学からお弁当。今日まで毎日ほとんど作ってきた。 大学生活にも慣れたであろうから、9月からは当番制にしようかと思っています。 お弁当のInstagram よかったら覗いてみてください。 さて、お弁当は自分が食べるのが好きだから楽しいけど、 片付けとか、お弁当箱の始末とか、大学生に

          やさしくいきたいーコウケンテツのごはんのはなしー

          いまという時間を楽しむーきょうもいい日ー

          先日、夕陽の撮影に娘と行き、 30分ぐらい、陽が沈むのを見ていました。 波音と、遠くに聞こえる飛行機の音。 このあと花火があがることを知り、桃色から濃紺の夜になり、 星が煌めきはじめ、漆黒の闇夜になる準備が始まるまで、 そんなたそかれ時を黙って2時間も、海のさざ波と共に過ごしました。 マーガレット・ワイズ・ブラウンに”おと”をたのしむ絵本があるんですが、 わたしはその本を思い出してました。 自然な音って、けして静かじゃないんですよね。 波の音もびっくりするぐらい大

          いまという時間を楽しむーきょうもいい日ー

          もっとおおきなたいほうをー終戦記念に思うー

          一夜明けて、今日は終戦記念日。 1945年8月15日正午 玉音放送が流れ それと同じ時間、77年後の今日私の住む町にも、防災行政無線を使った ”祈りのサイレン”が正午に鳴り響いた。 このサイレンで、戦争を思い起こしてほしいと願っているそうだが、 しかし、今現在もなお、世界で戦争がなくなったわけではない。 ちなみに、中国もソ連も戦勝記念日は9月3日。 イギリスは日本と同じ8月15日。 韓国は植民地開放を祝う”光復祭”として公式行事とし、 北朝鮮は解放記念日として祝日にはして

          もっとおおきなたいほうをー終戦記念に思うー

          本棚に新しく入った本 その1

          【今月の新しい本①】 いつもお世話になっている本屋さんで選んできました。 新しく入った本、書い直した本、大人の本、児童書など、全部で12冊。 今日まだこのあと第三弾まで続きます。 9月まで貸し出しできないのがもったいないですねぇ・・・。 これらの本は一部を除いて、赤い羽根共同募金から助成をいただいて本を購入しています。 感謝。 ①福音館のこどものとも、かがくのとも、たくさんのふしぎの新刊 らくだのおやこ イチンノロブ・ガンバートル 文 津田紀子 やく バーサンス

          本棚に新しく入った本 その1

          人間だって空を飛べる―アメリカ黒人民話集ー

          この1週間、たくさんいつもより本が読めました。 どっぷりと本が読めるというのはいいことですね。 先日、遠くへバイトに行っている三女から連絡が来ました。 中島京子さんの「やさしい猫」(中央公論新社)は何度も読み直す 本になりそう、と話していて嬉しくなりました。 彼女もそういう道が気になるようです。 多読もいいけれど、気に入った本を何度も読み返すというのも一興。 友人も、これからの読書は新しいものを読むというよりも、 これまで読んだ自分の中での必要な本、古典を読み

          人間だって空を飛べる―アメリカ黒人民話集ー

          蒲団とFUTON ー男の正直な面持ちと女の正直な面持ちー

          代官山蔦屋主催で3月、ジュンク堂の主催で5月に 中島京子さんの声を聴くことが二度もあった。 3月のイベントの案内と一緒に、いかに中島さんの作品がすごいかという熱烈なお話を児童書売り場のコンシェルジュのYさんから伺い、そこから 『やさしい猫』(中央公論新社)『夢見る帝国図書館』(文春文庫)『長いお別れ』(同)『ムーンライト・イン』(角川書店)『イトウの恋』(講談社文庫』と次々に読んでいった。 映画化の時に『小さいおうち』(文藝春秋)は読んだだけだったのだけど、 いまじゃすっかり

          蒲団とFUTON ー男の正直な面持ちと女の正直な面持ちー