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子どもはいつでもたのしく遊ぶ


ピクルスとともだち
小風さち 文
夏目ちさ 絵

 発売されたのが今年の5月。
 春の大風の話から、虫取り、スイカ、打ち上げ花火…とくれば、しまった、やっぱり文庫に入れるべきだった。と思うわけで、でも、今から読んでも楽しいからねと言い訳をしておきます(笑)
 注文をしたので、今週は無理でも来週の文庫には間に合うことでしょう。
お楽しみに。
 子どもって、なんで?どうして?の疑問を持ったら、そりゃうるさい、うるさい。そういう意味では家や近所におじいちゃんやおばあちゃんやおじさんやおばさんという目上の存在があると、そこでうまく収拾してくれるわけですw子どもたちもなぜか、目上の人にはそこまで食いつかないし、とにかく年の功で説明も、ごまかしもうまいよな、そんなことも考えてました。


 ピクルスもせっかくの春休みなのに、雨がおおくてやんなっているところ、”春の大風”が吹くとどんな雨雲も吹きとばすんだよとお父さんから聞いたもんだから、それがなにか気になります。
見てみたい!と思いますよね。わたしも小さな時、雷が鳴ると絶対外に出ちゃだめと言われましたが、ある日、仕事で親がいない時、少し遠くまで雷が見たくて歩きました。鈍色の空のなかに、暗雲と音と光。その光は当時ではその町では高い建物の向こうで、光る赤いような黄色いような白いような、するどい閃光を見て、雷様が怒ってる!と怖くなり家に走って帰ったことを覚えています。
 
 ピクルスの今度のお話は、そんな春の大風ってなに?の疑問から始まり、それがなにか聞いて歩いているうちに、近所に引っ越してきていた友達に会います。
あたらしいともだちってワクワクします。はじめての約束って、いつでもドキドキしませんか?
 虫取りに、打ち上げ花火 素敵な夏の思い出。
ちょいといじわるなお友達もいたり、でも本当にいじわるなのかな? 伝えるのが下手ってあるよね。
 ピクルスの世界を通して、色々なこと経験できます。読みたいな!と思った人は、すぐ本屋さんへ、または図書館へ。でもきっと、図書館で借りても、すぐに本棚にしまいたいと思えるほどピクルスはこどもたちの素敵なともだちになってくれるはずです。

紹介した本を読んでくれたり、感想を送ってくださる人に感謝。少しでも本の好きな輪がひろがるといいなと思います。

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