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おやつは外せないー作家のおやつー

今週は末娘が帰寮し、なんだかぽっかりとしつつ、
二学期も無事に過ごせますようにと祈るばかりの日々スタート。
 
ぽっかりとするからか、更年期だからぽっかりするのか、
わかりませんが、あんまり身体に反抗しないで日々を暮らそうと思います。
 
行きたかった講演会も、今回は前日にキャンセル。
よくよく考えていかないといけないと反省中。
 
今週、のんびりしつつ作ったおやつと本を紹介します。


おかゆパン


 
 
 
こちらおかゆパン
本当は玄米かゆで作ります。
 
炊いた玄米をおかゆにして、そこへ地粉を投入。
レーズンをいれてもったりするまで、調整しつつまぜる。
 
甘味はレーズンとお米のみ。
十分甘くておいしいです。





 
 
 
いちじくが安かったので、
白ワインとてんさい糖でコンポートにしました。
 
 
 
出来上がりは琥珀色の美しさ。
 
 
 
 
ヨーグルトにいれたり、マフィンにいれたり
足りないので、もっと作りたい。
 
大量にいちじくが手に入ったとときは酵素ジュースも作りますよ。
 
 
そして、ときたま眺めては食べたい!と生唾を飲み込んでいるのはこの本


作家のおやつ   平凡社



三島由紀夫、手塚治虫、開高健、檀一雄、植田正治、
瀧口修造、市川崑、沢村貞子、坂口安吾、久世光彦、向田邦子、
植草甚一、石井桃子、小津安二郎、種村季弘、川端康成、茨木のり子、
池波正太郎、吉屋信子、古川緑波、井上光晴、色川武大、荻昌弘
内田百聞、古波蔵保好、團伊玖磨、吉田健一、森茉莉、獅子文六、澁澤龍彦
 
 
鎌倉文学館で原稿をお目にかかった方もいらっしゃるけど、おやつの好みの楽しいこと!食べたことがあるおやつが出てくると嬉しくなりますね。
嬉しいのが、茨木のり子さん、養老軒の外郎がお好きとか。
 
養老軒の外郎は本当においしい。これをお土産にすると、外郎の概念が変わった!と言ってくださる方もいる。
5月のこと、東京からふと遊びにきた友人に、ぜひ養老軒へと
半分無理矢理紹介した。(笑)
満足いただけたようだったのでホッとしたけれど。
 
養老軒はフードライターをしていた時に、取材させてもらった場所。
パンフレットも作らせていただいたこともあります。
 
昔取った杵柄はよしとして、
 
昨年の夏に初めて食べた”大手饅頭”
内田百聞は幼少の頃から食べていたこのお饅頭が恋しくて
知人に頼んでかってきてもらい、かつ黴がはえてきても食べてしまうほどだったとか。
 
三島由紀夫は、あれだけ作品を残しているにもかかわらず、
どうやらドラクロワを真似ているようで、
食のことをあれこれ語ったことはない。
外食の際も、決まりきったメニューで、それは時間の短縮と考えれていたのか、はたまたそれが彼の美だったのか。
 
鎌倉文学館で見た、三島の原稿の美しさは目を見張るものがあった。
誤字脱字がほとんどなく、あったとしてもそれはそれは美しく訂正されていた。
編集泣かせの原稿の作家さんばかりだったのに。
 
この本では甘いものが大嫌いだったと井伏鱒二の紹介をしているけれど、
阿佐ヶ谷のうさぎやのどら焼きをとても愛していたとか。
ちなみに武者小路実篤も好きだったとか。
 
見ているとガッツリ甘い和菓子や洋菓子が食べたくなります。
 
つい先日、近くのお茶をいただける竹翠亭でいただいた一服を紹介。



竹翠亭のお抹茶



中津川 栗観世

葛のようなお餅のようなぷるんとした柔らかさに、
冷やして食べる夏バージョンの栗きんとん。

また来年会いましょう。








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