こうもりの絵本
こうもり
我が家の近くの川の堤防でよく見かけるこうもり。
この絵本も暮れたあとの川沿いがよく描かれ、こうもりの大きさや体重、
つばさの仕組みやどうエサを取るかなど、生態がポイントを押さえて、小さな人でもわかりやすく書かれています。
こうもりのだす超音波の説明では、人が聞こえる音の域とそうでない域のが絵でわかりやすく描かれ、哺乳類で1匹から生まれる子どもの数、エサ、どこでどんなふうに生息しているかも知ることができます。
ここで描かれているこうもりは、函館より南の市街地で生息する”アブラ
コウモリ(イエコウモリ)” 名前の通り、人間が作った建物ばかりをねぐらにしていると本書にあります。
川沿いの夕暮れ時の様子の描かれ方も、こうもりが生活に身近にある子どもには記憶になじみがあり、文庫でもよく借りていってくれます。
もう少し詳しく描いてある絵本が次の絵本です。
コウモリの本
先に紹介したのが小さな子でもわかるこうもりの絵本だとしたら、
こちらは、もう少し大きな小学生中学年ぐらいの子たちからの
”知りたい”に応えてくれる内容となっています。
コウモリの生態を知った子が、もう少し踏み込んで、コウモリの種
類、生態、また意外に思う、環境への良い影響を与える面を知ること
ができ、驚きの連続です。
コウモリと聞くと、ついよくないイメージを思ってしまってましたが、
怖さや不気味さなどの印象が強かったのですが払拭されました!
実は本書を読んで、コウモリは唯一空を飛べる哺乳類だと知ったり(恥ずかしながら、知ったのです)、コウモリ受粉に大いに役立ち、種を運んでいる存在だということ、熱帯雨林でも砂漠でもサバンナなどの生態系をコウモリがどう守っているのか描かれており、もう「へぇ!へぇ!へぇ!」の連続でした。発見が多く、読んでてとても楽しかったです。
また”バオバブ”は動物たちにとっても、人間にとっても、たくさんの役割を持っていることも知りました。大人になっても、”知る”ことがあるって嬉しいですね^^
そんな生態系においても必要なコウモリが今絶滅のおそれがでてき
てる!ことも知って驚いています。
コウモリが食べることで増えていく草花たち
ルリジシャ・ヤグルマギク・ニオイアラセイトウ・ヨルザキアラセイトウ
メマツヨイグサ・フサコジウツギ・ジャスミン・タバコ・スイカズラ
近所のこうもりがいる堤防にも、マツヨイグサがたくさん咲いてます。
コウモリのためにも、自然のためにもシードボールを作って撒こう!という話もあり、この絵本で知った”シードボール”作ってみようかな。
敬遠していたコウモリも以前より優しく見ることができるようになったのは絵本で知ることができたから。
みなさんもよかったら、夕暮れのコウモリに愛を感じるこの絵本でコウモリを知ってみませんか?
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