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手当たり次第にやれ、は本当なのか。トライ&エラーの誤解

ビジネスを成功させるには、トライ&エラーが欠かせないと言われます。

とりあえずやってみて、失敗したら反省して、原因を検証しつつ、最適解が見つかるまであらゆる方法を試してみる。ビジネスをする上での基本的な手法です。大きなチャレンジが初めから成功することなんて、大手企業でもなかなかないといいます。

ただこのトライ&エラー、しばしば誤解されてるなぁと感じることがあります。めちゃくちゃ自戒を込めて言うんですけど、これってなんの目測もなく、手当たり次第にトライすればいいというものでもないんですよね。

手当たり次第にトライするべきじゃない理由

冒頭でもお伝えしたとおり、トライ&エラーというと「とにかくなんでもやってみるものだ」と勘違いしている人がときどきいます。

でも私たちのような個人商売だととくに、お金も人も時間もかなり制限がありますよね。潤沢に保有している人なんてかなり稀です。むしろ枯渇している人の方が多いでしょう。

だからどんなトライをするにしても、損失は最小限に抑えなければならないし、優先順位も考えないといけないし、確実に意味のあることをしなければなりません。当てずっぽうで挑んだのでは、よほど経営の勘が良い人じゃない限り、たちまち資金は底をつき、無駄に時間を溶かしてしまうのです。

たとえばよくあるのがこんなパターンです。

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