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ちょっと不真面目に飲食店接客を考える。

これは、僕の経験と実績から飲食店向けの営業方法を不真面目に考える連載です。これを読んで実践してみて、万が一失敗したらごめんなさい。

アルバイトは顔が命……アルバイト採用と教育論①

今回は、アルバイト募集の求人広告に反応して来た応募者面接について解説したい。

若い店長さんにありがちだけど、アルバイトの面接は就職活動における役員面接なんかとは違ってもう少し気楽なもの……なんて軽く考えてないかな?
応募してきた学生さんとも年齢が近いし、ちょっと友だち感覚のような雰囲気で楽しく面接してないだろうか?
そういう面接方法は後々困った事態に陥ることが多い……第一印象はとても重要なんだ。
最初の印象が「優しい店長さん」とか「友だちみたいな店長さん」だと、最終的に厳しい指導ができなくなってしまう。
人はギャップに弱いものだけど、優しいから厳しいのギャップは辞める原因になり兼ねないから特に注意が必要だ。
逆に、厳しいからの優しいは信頼を得やすいという……この感覚、歴戦の店長さんならきっと体感していると思う。そんなことない?

さて、アルバイト面接に対してSV時代の僕は、面接者(店長)に必ず面接シート(何を説明して何を質問するか?などを端的にまとめた用紙)を用意するように指導をしていた。
面接後に「あれも訊いておけばよかった」だの「これを説明し忘れた」なんてことが多すぎるからだ。
慣れてくるとロクな準備もせずに面接しようとするけれど、それ絶対にダメ。
自分で経営してればそんなことないだろうけれど、求人広告費はとにかくバカ高いのだ。(求人広告を扱っている方、私欲まる出しでごめんなさい)
1回2~3週間掲載(紙面、あるいはweb)で、5万6万は当たり前、内容によっては10万以上かかる代物だけど「本社の経費だから……」とか、金額に痛みを感じない店長さんが本当に多い。それで採用に至らない……あるいは採用してもすぐに辞めてしまった……なんて目も当てられない大惨事を引き起こすから堪らない。「追加で募集します!」なんて軽々しく言うのは本来あってはならないことで、無駄な経費にも程があるってこと。もしも追加募集をかけなければ丸々10万円が浮いたわけで、純利益の10万円て相当な苦労の末に得られる金額だということを肝に銘じて欲しい。
ただ店を回すためじゃなくて、売上向上のために募集かけていることを忘れずに。

◇◇◇

ぐちぐち言っても仕方ないので面接に移行する。

まずお店側の採用条件を一通り説明したら、いよいよこちらから応募者に質問を行っていくという場面。
ここで僕が大事にしているのはいくら稼ぎたいか?である。

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