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新たな転換期?小規模事業者がアルバイト不足を補うための、次なる一手とは

今日はアルバイトの雇用と育成のお話です。

人手不足で悩んでいるお店や企業は多いですよね。どこもあらゆる手を尽くして募集をかけたり、離職を減らそうと働く環境を整えたりしています。うちの店も、スタッフの数を揃えるのには本当に苦労してきました。

ただそれも、先日ニュースになった国の "ある方針転換" をきっかけに、新たな工夫が必要な時代に突入するかもしれません。


時代はジョブ型雇用へ

そのニュースというのが、先日岸田総理が突如として発した、ジョブ型雇用の給与体系を進める政策です。

岸田文雄首相は22日(日本時間23日)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で講演した。日本企業にジョブ型の職務給中心の給与体系への移行を促す指針を2023年春までに官民で策定することを明らかにした。
「年功序列的な職能給をジョブ型の職務給中心に見直す」と述べた。専門的なスキルを給与に反映しやすくして労働移動を円滑にし、日本全体の生産性向上や賃上げにつなげる狙いがある。

おさらいすると、ジョブ型雇用とは、年齢や勤続年数によって給与が決まる「職務給」とは異なり、専門的なスキルや業務の難易度によって給与を決めるシステムのこと。これからは、従来型の年功序列制度を徐々に減らし、個々の能力に見合った給料をもらえる実力重視の仕組みに変えていこうというわけです。

おそらく、まずは大企業から始まり(すでに始めている企業もあるようです)、様子を見て修正をかけつつ、やがては中小企業にも広まっていく形になるのでしょう。

そんな「自助努力が一層必要とされる社会」ができあがりつつある過程で、果たしてアルバイト…とくに就職を控えた学生バイトさんたちは、職場にどんな環境や待遇を求めるでしょうか。

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