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個人の力量に限界を感じたら「協働すること」を考えてみるのもいいかもしれない
個人経営の商売は自由が利きやすい反面、資金や能力などできることにはあるていど限りがあるものです。
とくに昨今は、コロナ禍やあらゆる物の値上げも重なり、個の力で経営を続けていくには限界を感じているオーナーもいることでしょう。
そうした場合、自分ひとりであれこれ方法を模索するより「他者と協働すること」を視野に入れてみるのもいいかもしれません。
飲食店経営2月号の特集は、東京・立川市にオープンした、個人飲食店が集まるフードマーケット「GALERA TACHIKAWA」でした。
同施設は、株式会社ミートコンパニオンの社長・阿部氏が発起人となり、地元に思い入れのある飲食店オーナーがそれぞれ異なるジャンルの個店を出店させた「若手中心の飲食店の集合体(本誌より)」です。
「GALERA TACHIKAWA」のプロジェクトじたいはコロナ前から始まっていたそうで、主な目的は地域の活性化。
飲食店の魅力で人を集め、活気ある街づくりをしていきたいと主宰の1人は語っています。
そういえばコロナ禍になって以降、地元の同業者と手を取り合い、苦境を凌ごうと試行錯誤する飲食店の奮闘はテレビでもよく見かけました。
個人の力でどうにもならないのならみんなで力を合わせて「協働」しようじゃないか。そんな考えが人々に生まれ始めているのです。
協働とは?
そもそも協働とはなんなのか。共同や協同とはどう違うのでしょうか。
デジタル大辞泉で調べた意味を簡単にまとめると、【共同】とは、単純に「一緒に何かをする」ようなイメージ。"共有" の意味でも使われます。
対して【協同】ではより "協力" の意味が強調され、
【協働】となると、より仲間と切磋琢磨するイメージが強まります。
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