はじめてのnote(自己紹介|資料作成/思考整理)
はじめまして。
大学を卒業し、社会の荒波の中を歩み始めて18年が経ったアラフォー会社員です。ビジネスにおける【資料作成・思考整理】をテーマにしたnoteを始めるにあたり、自己紹介したいと思います。
なぜnoteを始めるのか?
1|ずっと企画職が好き
「あなたの強みって何?」
と聞かれたときに、一番に思い浮かんだことが「資料作り」だった私。いろいろと考えることが好き。書くことも好き。パワポ好き。論理的思考が得意。アイディアはどんどん湧くタイプです。
新卒で入社した大手広告代理店系列のイベント制作会社で、販促やプロモーション、企業の式典や展示会を行う中、先輩の背中を見てパワポの企画書・提案書・報告書作りを覚えていきました。
「パワポで資料を作るの好きだな~」と思いながらも、広告業界特有の激務の毎日を過ごしていました。
その後、働き方に限界を感じ、転職した会社で配属された部署は、東京都の公共施設内の店舗経営部門。理由は「企画書が作れるから」でした。なぜなら、公共施設は、店舗運営の民間会社を決める際に社名を隠したコンペを行うのです。そこを突破しないと受注できない…という中で、小売業のノウハウはあっても、それを企画としてまとめる人がいなかった。それで、ちょっとパワポをかじったことのある私に、白羽の矢が立ったのでした。
2|初めてのコンペ資料は今思うと恥ずかしい
社会人5年目。私にとって初めての大きなコンペは、試行錯誤の連続でした。まず、自分には小売業の知識がない(自覚あり)。そして、ビジネスとは何ぞや、ということが全く分かっていない(ということも分かっていない)。資料作りを指導してくれる人はいません。
施工担当の建築家さんや、ご紹介いただいた企画が得意なプランナーさん、店長らとともに、「コンセプト」や「商品」、「施工プラン」、その他様々な要素を考え、何とか形にしました。そして、ありがたいことに無事受注することができた!のですが…。
今見返すとその内容はひどい…。ひどすぎて恥ずかしい。(あれ?企画のプロもいたはずだけど…)
当時は、考えられるプランをこれでもかと詰め込み、ページ数も多く読み応え抜群、全員「出し切った!!」感があって満足していたのですが、今の私がみたらきっとこう言うでしょう。
「筋道が通ってなくて、破綻してない?」
かなり自己満足な企画書だったかもしれません。通りましたけどね。
3|経験を積み重ねた今になって思うこと
その後、数年毎に契約期間が切れるタイミングで何度か同じプレゼンを経験したこと、また別の施設への出店プレゼンに参画し、3店舗受注できたこと。その他にも、ポップアップや臨時出店、オンラインショップの立ち上げを数店舗行うなど、幾度もプロジェクトを企画・管理していく中で思ったのは、この二つ。
企画を整えるときは、全体を貫く一本筋が見えていること。
資料で重要なのは、デザインじゃない。中身の論理的破綻を防ぐこと。
最近、SNSを見ていても、「何これ!こんなことできるの!?」というような、パワポの達人が資料作りのコツをたくさん教えてくれていますよね。パワポといったら、今までは営業職などの非デザイナーの人が使うイメージでしたが、プロのデザイナーさんの域に達するような、高度なテクニックを共有してくれています。私もとても参考にさせてもらっているのですが…。
でも、私は思うんです。
「資料作りの初級者が習得しないといけないのは、コレじゃないんじゃない…?」と。
私は、ビジネス資料は、何か目的を達成するための「道具」のようなもので、好ましい結果を引き寄せることが、一番の役割であると考えています。
「道具」は、どんなに見た目が麗しくても、機能性が悪かったら何の役にも立ちませんよね。逆に、見た目が質素でも、使い勝手抜群なら長く重宝するはずです。
資料も同じで、「何が書いてあるか」が一番大事。そして「伝えたいことがきちんとまとまっていて、きちんと伝わる」ことが重要であり、「デザイン」はあくまでもそれを補強するためのものであると、私は思っています。
4|思考がとっ散らかってしまう方へ
けれども、かつての私がそうであったように、資料作りに慣れていない方は「うまくまとめよう」とこなれた見た目ばかりに意識が行きがちになりやすいのではないでしょうか。
もちろん基本的な操作を覚えるのは必要なのですが、最初から無理してデザイナークオリティの見た目を習得しなくても良いのです。それよりも、書いてある内容が支離滅裂じゃないことの方が、100倍大事です。
私も40歳になり、今まで積み重ねたことを体系的に言語化していきたいな…と思ったので、このnoteに少しずつまとめていきます。
アイディアはたくさんあるけれど、何をどうまとめて、どう伝えたらいいかわからない。
資料を作り始めたけれど、自分で何を言っているか分からなくなってきた…
そんな方に、資料作成における「アイディアのまとめ方」「言語化のコツ」をお伝えしていければいいなと考えていますので、少しでもお役に立てれば嬉しいです。これから、よろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。