マガジンのカバー画像

CBB住み込みについて

20
私、やましたがカンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしている時に書いたnoteです。 住み込みプロジェクトについて記事をまとめてます。
運営しているクリエイター

記事一覧

【誰かが、なら、私が。】から1年経って感じたこと

【誰かが、なら、私が。】から1年経って感じたこと

誓いを立てた日1年前、とある記事を書いた。

カンボジアでインターンをしていて

学校を中退した子供たちや貧困家庭の子供たちを預かり、住み込みスタッフとして支援をしていたあの頃に。

私も1月には帰ります。

残る少ないインターン生で、住み込みスタッフの7人を支えていくという試練。

そして、彼らもいつかは日本に帰る。

そうなった時に、今後どうなるんだろう、ってすごく胸騒ぎがするのです。

きっ

もっとみる
1年前、中学校を中退した子に出会った

1年前、中学校を中退した子に出会った

今日はカンボジアは前国王妃、つまり今のシハモニ国王の母であるモニコさんのお誕生日。

カンボジアは祝日である。

ちょうど1年前のこと。

この日も、カンボジアは祝日だった。

そして、この日。

私たちのカンボジア生活、インターン生活における分岐点となった日だった。

暑い夏の日。

いつもと変わらずぐうたら過ごす午前中。

代表のマサさんから、ちょうど準備をし始めていた住み込みプロジェクトにつ

もっとみる
改めて感じる、継続の難しさ

改めて感じる、継続の難しさ

スオスダイ、やましたです。

ここ数日、ショックなことがおきました。

11月から、カンボジアで一緒に生活をしていたソックンが、住み込みスタッフを辞めたいと言い、家に帰ったそうです。

私が帰る前も、学校に行かないなど、いろんな問題を起こしては心配していましたが

最後、このような形で終わるのは、とても悲しく思ってます。

何ができるのか考えても、日本とカンボジアという距離感では何もできません。

もっとみる
たくさんのសុខសប្បាយ

たくさんのសុខសប្បាយ

帰国まであと1日

ついに、最後の日が来てしまいました。

一時期は、まだかまだかと待ち望んだ帰国の日。

一時期は、絶対にかえりたくない!と現実から目を逸らした日。

でも、時は待ってくれません。

わたしの、CBBでの最終日。

長い一日でした。

住み込みの家へ朝、早く起きてついに、最終日だ、と背伸びをし毛布を洗いました。

そして、しばらくぼーっとしていると

住み込みの子が、「今日学校

もっとみる
最後の最後に

最後の最後に

帰国まであと2日

いろんな思いを抱えながら生活しています。

今日は、住み込みの1人が学校に行かず、理由を聞いても何も言わず。

あとから聞いたところ

ズボンがなかったから行きたくなかった、と。

なるほど。

と、日本じゃ考えられませんが

さすがに制服が全部洗濯していたら行きなくないよな、と昔のことを思い出しました。

ですが、それも何がいやな予感もします。

続かなかったらいいな、といろ

もっとみる
住み込みスタッフの成長

住み込みスタッフの成長

NGO CBBの長期インターンの山下です。

帰国前に思うことは、住み込みスタッフのことばかり。

考えすぎちゃって疲れちゃうこともあるけれど。

今日はひとりひとり、 CBBに来て成長したことについてお話しします。

ダエンダエンは18歳。中学3年生です。

彼は、6月に彼の家のある村に訪れたことがきっかけでした。

学校をやめてすぐ、家にいた彼と、お話をして7月から2019年度住み込みスタッフ

もっとみる
日に増す寂しさ、それでも前を向いて行かねばならぬ

日に増す寂しさ、それでも前を向いて行かねばならぬ

【帰国まであと4日】

やましたです。

まだかまだか、と言っていた私の帰国も本当に目の前まで来てしまいました。

半袖での生活も、暑い空気も、たくさんの虫も、気持ちのいいハンモックとも、しばしのお別れ。

なんだろう。

寂しさもあります。

多分、ひとりでぽーーーーっと、生徒達の姿を見ていたら、きっと知らぬ間に泣いているかもしれません。

あと4日。

自分が最後に残せるものはなんだろう。

もっとみる
置かれた場所でいかにして成長するのか

置かれた場所でいかにして成長するのか

こんばんは。NGO CBBでインターンをしているやましたです。

別れ最初の住み込みスタッフが来て、4ヶ月が経ち、来月から5ヶ月目に入ろうとしています。

そんな中、早すぎる別れがありました。

以前からよく紹介していた住み込みスタッフのソリがCBBスクールを離れることになりました。

彼の口からは理由は語られませんでしたが、家に帰りたい、という彼からの申し出があり、非常に残念ですが、彼の申し出を

もっとみる
#おにぎりアクション2019

#おにぎりアクション2019

皆さんこんにちは。NGO CBBでインターンをしているやましたです。

みなさんは、おにぎりアクションをご存知ですか?

おにぎりアクションとは……

写真を一枚投稿すると、
協賛企業から給食5食分に相当する
100円が寄付されます
あなたの写真投稿が、
アフリカ・アジアの給食に
国連が制定した10月16日世界食料デー
私たちの食を通じて、
ちょっとだけ世界を良くするために
親から子へ、おばあちゃ

もっとみる
楽しい、の裏には

楽しい、の裏には

みなさんこんにちは。NGOCBBでインターンをしてます、やましたです。

昨日から、村には懐かしいメンバーが帰ってきました。

プノンペンのメコン大学で大学生の授業のサポートをしていたメンバーと、8月に一緒にインターンをしたメンバーです。

10月になり、インターン生が次々と帰国し、メコン大学のサポートへ行き、村でインターンをしている日本人は3人、時々2人、とかだったので、2人が帰ってきてから一気

もっとみる
誰かが、なら、私が。

誰かが、なら、私が。

スオスダイ テアンオッ クニア。
カンボジアの国際協力NGO CBBの長期インターン生のやましたです。

さて、久しぶりのnote。

5連休、やっとこさ落ち着き、村に帰ってきました。

プノンペンでは特にすることはなかったのですが、ある作業をしていました。

自分が請け負っている業務のひとつとして、インターン候補生の対応があります。

その人達に、事前に配る資料があります。
現地に行く前に、イン

もっとみる
ខ្ញុំ មិនមែន ម៉ាក់ ទេ[私はお母さんじゃない]

ខ្ញុំ មិនមែន ម៉ាក់ ទេ[私はお母さんじゃない]

クメール語のタイトルだなんて
読む気にならなかったらごめんなさい

『クニョム ムンメーン マエ テー』

と読みます。

『わたしはお母さんじゃありません』

という意味です。

記念すべき100記事目にこれを投稿するのは悩みました。

でも100記事なんてただの通過点。

そう考えることにしました。

さて、タイトルですが、わたしはお母さんじゃありません。

どういうこっちゃ。

簡単ににいう

もっとみる
クラファンにかける山下の想い

クラファンにかける山下の想い

សួស្តី!カンボジアの国際協力NGO CBBの長期インターンの山下です。

昨日9/2の日本時間の朝8時から
CBBのクラウドファンディングがスタートしました。

学校に行きたくても行けない状況下にいる
子どもたちに、教育へのフリーなアクセスを

カンボジアの農村部の小さな村に、家庭の貧困や様々な理由で学校を辞めざるを得ない子供たちがいます。

「学校に行きたい、でも………」

そんな
「本人

もっとみる
5人きょうだいという共通点~ソリ〜

5人きょうだいという共通点~ソリ〜

スオスダイ!カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています、やましたです!

暑い日が続きます。

この前事故った怪我も、次第に良くなってきています。

他のみんなも覚えた日本語、『痛い』を使いたいのか、毎回怪我したところを見せて『いたい〜』と言っています。

さて、今日はCBBで一緒に生活をしている、住み込みスタッフのお話をしたいと思います。

ソリ(15歳)

ソリは15歳の男の子

もっとみる