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日に増す寂しさ、それでも前を向いて行かねばならぬ

【帰国まであと4日】

やましたです。

まだかまだか、と言っていた私の帰国も本当に目の前まで来てしまいました。

半袖での生活も、暑い空気も、たくさんの虫も、気持ちのいいハンモックとも、しばしのお別れ。

なんだろう。

寂しさもあります。

多分、ひとりでぽーーーーっと、生徒達の姿を見ていたら、きっと知らぬ間に泣いているかもしれません。

あと4日。

自分が最後に残せるものはなんだろう。

名前を残すことに特にこだわりはないけれど

どこに行っても名前を呼ばれるのは

とても嬉しいことである。

市場に行くまでに「あやーー!」と生徒から呼ばれる。

スクールに来ている生徒のお母さんからも「あや、タウナー(どこいくの?)」と声をかけられる。

住み込みスタッフの実家に行くと、名乗らずとも名前を知られており、「あや!ホープバーイ!」とご飯をお呼ばれされる。

我が子のように、ぎゅーっと抱きしめてくれ、髪を梳かしてくれる。

本当に、たくさんの人と出会えた。

正直な話、わたしは人とのコミュニケーションが大の苦手だ。

自分から話すことはまずない。

聞き手に回ることが多いため、よく話す人との相性は良い。

でも、仲の良い人だったら自分の方がよく話す。

不思議なもんだが、とにかく苦手なのは苦手なのだ。

村に来て村の子供達から「ハロー!」っと言われ、返すことすら恥ずかしかった。

今ではそれは自然で、「タウナー」や「マオピーナー」など、会話もできる。

そんな毎日が好きで、そんな村が大好きだ。

スクールに帰ると、住み込みスタッフ達から「おかえり!」と声をかけてもらえる。

その瞬間が、今はとても愛おしい。

わたしは、もうすぐ帰る。

スクールから、わたしの存在はなくなる。

多くのインターン生の帰国を見届けてきた。

その度にスクールに流れる空気が変わった。

わたしがいなくなったら、どうなるのか。

考えられない。

最近住み込みスタッフから

「みんなあやを恐れてるから、あやが叱ったらみんな聞くよ」

と言われた。

分かってはいたが、そういう印象らしい。

汚れ役を買うこともある。

彼らのことを本気で考えれば考えるほど

熱くなってしまうこともある。

言いたいことと、自分の言語力のギャップに悲しくなることもあるし、話せない分頭の中で整理してもっとイライラすることもある。

いろんなことがあったけども、それも全部、みんなの笑顔と日本語を一生懸命勉強する姿を見ると忘れてしまう。

あと、少し。

問題は毎日起きる。

だけども、後の対応は、残りのインターン生の腕の見せ所。

Yesというだけが、優しい世界じゃない。

Noというだけじゃ、離れていくだけ。

その判断は、時にとても難しいものがあるけれど、たくさん悩んでください。

あぁ、書ききれないな。

村生活、最後の最後まで笑って過ごせるように。


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