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仕事のコツの大前提

仕事をしていると、目の前の業務に追われてしまうことがあります。

イレギュラーな事案や、緊急を要する作業であれば、事が済めば業務に追われていた状況は解決することはありますが、通常時でも日々業務に追われている状態についてはなかなか解決が難しい場合があります。

もしその要因が明らかな業務量の過多、人手不足など、企業側に要因があると考えられる場合、且つ、あまり風通しの良くない企業であれば、転職も検討材料のひとつかもしれません。

従業員の仕事環境を大切に考えている企業であれば、もしかすると現場の状況が見えていないこともあるので、受け身にならず自ら声を挙げてみましょう。
何故気付いてくれないの?ではなく、困っていること、悩んでいることがあれば、待っていてもしょうがありません。特に内面的なことは気付けないことが多いので、上長に相談を持ちかけるなど、能動的に行動できることも働くうえで必要なマインドです。

また、業務に追われていると感じている場合、もしかしたら自分自身に要因があるかもしれません。
周りを見渡したとき、同じ仕事をしている人はどうでしょう。
同じ業務量であっても、人により業務の進捗に差が出ているかもしれません。
物事を俯瞰で見る力も大切です。

うまく仕事を進めていると感じる人がいるなら、仕事のコツやアドバイスを聞いてみると、思いがけないヒントが得られるかもしれません。

ここで、私が実体験で得た仕事のコツのひとつとして、まずは自分を知るということの大切さを紹介させていただきます。少しでも参考になれば幸いです。

いくら憧れの企業であっても、いくら給料が良くても、従事している仕事内容が自分に合っていないと、仕事の楽しさもなければ、ストレスを抱えてしまう場合だってあります。
そんな状態では仕事も長続きしません。

まずは、自分はどんなときにパフォーマンスを発揮できるか、どんなときにストレスを感じるか、出来るだけ細かく分析してみてください。

私の場合は、できるだけ細かくストレスを感じたときに都度メモに残しました。

ストレスを感じない環境であればあるほど、ネガティブな感情もなく、無駄にイラついてしまうことも無くなります。またその分、高いパフォーマンスを発揮できます。

もちろんポジティブな感情でも自己分析に役立ちますが、人はネガティブな感情を抱きやすいので、ネガティブ路線でメモを取るほうが進みます。

例えば、
・仕事中周りをうろつかれるとストレス
・急に予定外の業務が舞い込むとストレス
・提案止まりで改善行動を取らない同僚にストレス
・着手したい改善案があるけど時間が足りない
など。

実際はもっと、もう出揃ったかなと思うくらいメモを残しましたが、例のようにメモを残すことで、ネガティブに感じる環境が可視化され、それを逆の視点で見たときに、自分にとってどういう環境が望ましいかが見えてきます。

私の場合は『できるだけ自分の業務に集中ができ、持ち合わせている時間を思うように割ける環境』が合っていることが見えてきました。

気を付けなければいけないのは、わがままを通す、怠慢になる、文句を言う、ということではなく、イチ企業の従業員としての自覚を持ったうえで、自分の希望が叶うか、叶わないかを考える必要があります。

また、理想を実現するためには必ず自分が超えなければならない障壁が現れます
理想を手にするには、勇気を持って挑戦する必要があることも忘れてはいけません。

私の場合、分析の結果から見えてきた自分に合った環境は管理職でした。
(ライバルがいたり、キャリアアップはそれなりの難易度もあり、長丁場を覚悟しましたが、挑戦することを選びました)

管理者は通常社員に比べ、仕事内容の難易度も上がり、それなりの責任は伴いますが、信頼を得ている分、ある程度の裁量権が与えられ、着手したい業務に時間を割きやすくなりますし、さらに給料も上がります。

まず信頼を勝ち取るために、当たり前ですが、通常業務は滞りのないようにこなしながら、並行してワンランク上の業務にも積極的にチャレンジしました。(正直この時期はなかなか辛かった)

その後、人材採用や大胆な体制変更の提案などを経て、今は信頼を勝ち取り、管理職としてそれなりに自分に合った環境下で仕事ができています。

(理想を叶えるために約2年かかっちゃいましたが)自分を知ることでやるべきことが見えた結果、こうして理想に近づくことができました

私はよくRPGのゲームに例えることがあるのですが、例えば、効率よく敵を倒すために、キャラクターが持ち合わせている強さやスキルを事前に把握したうえで、キャラクターに合った武器や防具を装備させたり、パーティを編成したりしますよね。

持ち合わせている強さやスキルをきちんと把握していないと、スムーズに敵を倒すことはできません。

それと、俯瞰で見る力目的の把握も大切です。

ゲーム内に広がる広大な世界を知らないと、いつまで経っても始まりの場所で、たいして強くもない敵をコツコツと倒し、少ない経験値やゴールドをチマチマ稼ぐだけで、レベルもなかなか上がりません。
(行動範囲や持ち合わせている選択肢が限られたままで、キャリアアップにも繋がりにくい状況)

また、ラスボスを倒すことがゲームのクリア条件と知らなければ、一体何のために同じ敵をひたすら倒しているのかわかりませんし、面白さもありません。
(目の前の仕事の目的がわからず、何のために働いているのか仕事における面白みが無い状況)

現実世界でも同じことが言えます。
自分を知り、俯瞰で見て、目的を把握する

当たり前なことかもしれませんが、
より丁寧に分析してみることで、
また違った景色が見えてくるかもしれません。

ぜひ、参考にしていただけると嬉しい限りです。

一般的に、1日の約1/3の自分の時間を仕事に充てていることになります。
それを月約20日、定年までと考えると、いかに仕事選びや働き方が重要かが分かります。

自分の時間を仕事のために費やした対価として給料を受け取りますが、長く働くと仮定したときに、自分は楽しいだろうか、幸せだろうか、そういった視点で考えることも大切ですね。

自分の時間は有限です。
できるだけ後悔のないように、
より自分らしい人生を歩んでいきましょう。

ここまでお時間をいただき、
ありがとうございます。

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