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Cinema Review

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#映画感想

ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男

ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男

冒頭、いきなりの Little Red Rooster でしびれる。

ブライアンが自宅にいるシーンがほとんどだけど、自宅で流す音楽は決まって Robert Johnson。

義眼の建築家に向かって「Brind Willie Johnson を知っているか?」と尋ねる。

↑この動画のサムネール、Blind Willie Johnson じゃなくて Blind Willie McTell です。

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メタリカ 真実の瞬間

メタリカ 真実の瞬間

[2010年9月4日の日記]

高校時代、「Master Of Puppets」を聴いて衝撃を受け、バンドスコアを買って必死に練習した。そして大学に入ってバンドサークルに入り、Metallica 好きの先輩の目に留まった。大学で初めてちゃんと組んだバンドは Metallica のコピーバンドだった。だからちょっと Metallica には思い入れがあったりする。

今の俺はジャンゴのギターを聴いて

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Festival Express

Festival Express

[2010年8月16日の日記]

二度目の鑑賞。やっぱり素晴らしい。

さらっと内容を説明すると。トロント、ウィニペグ、カルガリーの三か所で開催されたフェスのドキュメンタリー。出演ミュージシャンは全員揃ってその三地点を貸し切りの列車で移動。列車にはアンプやドラムセットも持ち込まれ、移動中は連日連夜セッション祭り。

こんなの楽しいに決まってるやん。列車の中の映像、みんなニコニコしてるもんな。

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異邦人

異邦人

[2016年1月9日の日記]

原題:Lo Straniero
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・カリーナ
公開年度:1967年
鑑賞:2016/01/09

ずっとずっと、この作品を観たいと思っていた。ルキノ・ヴィスコンティ監督、アルベール・カミュ原作。そしてヴィスコンティ作品にまさかのアンナ・カリーナ出演。でもなぜかこの作品、ずっとメディア化されていない。

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武蔵野夫人

武蔵野夫人

[2010年1月10日の日記]

公開年度:1951年
監督:溝口健二

一度映写したことがあるけど、ちゃんと観るのは初めて。

ちょっとだけ成瀬巳喜男の「乱れる」を連想させるストーリー。年下の身内同然の男性から寄せられた思いに、応えたくても応えられないという設定が似ているからだろうか。とはいえ似ているのはそこだけで、エンディングも「乱れる」とは正反対だ。

同時に、このストーリーはジッドの「狭き

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