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日本ダービー前日の厩舎関係者による大規模ストライキへ
中央競馬の調教助手や厩務員等で構成される4つの労働組合のうち、関東労、美駒労、関西労の3労組と日本調教師会との春闘団体交渉が、5月23日午後12時53分に決裂し、事前の通告通り、日本ダービー前日の5月25日午前0時から24時間のストライキに突入することになりました。
なぜ日本ダービーの前日というタイミングでストライキが設定されたのかは不明ですが、わたしの見解としては、日本ダービーという非常に注目
G1を2勝の藤岡康太騎手が落馬事故により35歳で死去
今年4月6日の阪神7Rで落馬負傷し、入院療養していた藤岡康太騎手について、4月10日に栗東トレーニングセンターにて、兄の藤岡佑介騎手が無事を願う旨のコメントを寄せていましたが、それも叶わず、4月10日夜7時49分に死去したと、11日にJRAが発表しました。
JRAのレースにおける落馬事故による騎手の死去は、2004年4月の竹本貴志騎手以来20年ぶりとなります。
藤岡康太騎手は1988年12月19
厩舎関係者の労働争議決裂なのに中央競馬開催の怪
日本中央競馬会(JRA)の厩務員と調教助手が加入する労働組合と日本調教師会による第3回団体交渉が3月17日に決裂し、1999年4月3日以来24年ぶりのストライキによる中央競馬開催中止の可能性が取り沙汰され、ツイッター上でも関連ワードがトレンド入りした程でした。
今回の厩舎関係者の春闘の焦点は、2011年に開始された厩舎制度改革における新賃金体系の廃止で、当時の中央競馬は売上減少が深刻となり、人件
福永祐一騎手が新規調教師免許試験に合格
JRAは12月8日、2023年度の新規調教師免許試験の合格者7人を発表しました。
その中には、JRA歴代4位の通算2613勝、内G1は34勝を挙げている福永祐一騎手の名前もありました。
福永祐一騎手は1976年12月9日生まれ、滋賀県出身で明日9日で46歳の誕生日を迎えます。
父は「天才」と呼ばれた福永洋一元騎手。
幼少時はサッカー少年でしたが、後に騎手を志し、2回目の受験となった競馬学校騎手課
ドバイで日本調教馬が5勝を挙げる夜
現地時間3月26日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるメイダン競馬場にて、ドバイミーティング諸競走が行われました。
2Rのダート1600mのG2ゴドルフィンマイルは、バスラットレオン(Bathrat Leon)が道中ハナを奪い、最後の直線でも粘り通して1馬身1/4差を付けて逃げ切り、昨年のG2ニュージーランドトロフィー以来の重賞2勝目。
坂井瑠星騎手は2016年のデビューから積極的に海外
わたしが選ぶ2021年中央競馬グレード別ベストレース
2021年も中央競馬の全レースが終了しました。
今年もわたしが独断で決定したグレード別のベストレースを紹介します。
【G1ベストレース】
1位:ジャパンカップ/コントレイル 福永祐一騎手
2位:皐月賞/エフフォーリア 横山武史騎手
3位:日本ダービー/シャフリヤール 福永祐一騎手
4位:朝日杯フューチュリティステークス/ドウデュース 武豊騎手
5位:天皇賞(秋)/エフフォーリア 横山武史騎手
ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの矢作芳人厩舎牝馬2頭がブリーダーズカップ制覇
現地時間11月5日と6日に、アメリカ合衆国カリフォルニア州のデルマー競馬場にてブリーダーズカップが行われました。
ブリーダーズカップは、アメリカ競馬の年間の総決算ともいえるビッグイベントで、5日には2歳馬のチャンピオンを決めるG1が、6日には3歳以上の古馬のチャンピオンを決めるG1がそれぞれ各カテゴリーで行われました。
6日に行われた牝馬限定の芝2200mのG1、ブリーダーズカップフィリー&メア
大塚海渡騎手の木村哲也調教師への民事裁判が和解成立
過去にも記事にした、大塚海渡騎手がかつての師匠だった木村哲也調教師からパワハラや暴行を受けたとして、木村師に損害賠償請求をしていた民事訴訟が、10月8日に水戸地方裁判所土浦支部にて和解が成立しました。
調教見学中だった大塚騎手を木村師が引き摺り出し、頭を叩いたこと(これだけでも立派な暴力)を詫びると共に、和解金として80万円を支払うことを、大塚騎手の代理人弁護士が明らかにしています。
大塚騎手に
近頃注目される競馬学校騎手課程27期生
6月20日に阪神競馬場にてG3マーメイドステークスが行われ、藤懸貴志騎手騎乗の単勝10番人気のシャムロックヒルが逃げ切り、重賞初制覇を果たしました。
騎乗していた藤懸騎手にとっても2011年のデビューから11年目での重賞初制覇となりました。
藤懸貴志(ふじかけたかし)騎手は、1993年2月25日生まれ、長野県木曽郡大桑村出身の28歳。
大桑村は長野県の南西部にある人口約3500人ほどの小さな村で
藤原英昭厩舎と福永祐一騎手の特別な関係
5月30日に東京競馬場で行われたG1第88回東京優駿(日本ダービー)で、福永祐一騎手が騎乗したシャフリヤールが優勝しました。
この馬を管理する藤原英昭調教師は、2010年のエイシンフラッシュ以来2度目の日本ダービー優勝です。
藤原英昭調教師は1965年6月29日生まれ、滋賀県出身の55歳。
同志社大学在学中は馬術部に所属し、卒業後に競馬界に入り、1989年から2000年2月まで栗東:星川薫厩舎の
22歳での日本ダービー制覇を目指す横山武史騎手
G1第88回東京優駿(日本ダービー)が、5月30日に東京競馬場で行われます。
今年の日本ダービーの最大の注目は、無敗で皐月賞を優勝したエフフォーリアが2冠を達成するかどうかでしょう。
そのエフフォーリアにデビュー以来一貫して騎乗しているのが、現在22歳の横山武史(よこやまたけし)騎手です。
横山武史騎手は1998年12月22日生まれ、茨城県出身の22歳。
祖父は横山富雄氏(1940-2009)、
復帰まで1年以上かかろうと北村友一騎手の復帰の意志に泣ける
5月2日の阪神競馬2Rで落馬し、椎体骨折と右肩甲骨骨折の重傷を負っていた北村友一騎手ですが、復帰まで1年以上かかる見通しであることが報じられました。
北村友一騎手本人によると、背骨が8本も折れており、普通に歩けるようになるまでかなりの時間を要するとのこと。
このニュースを受けて、わたしは、
1年もかかるというのなら、潔く引退をした方が今後のためだ。
先が遠い中でリハビリをしても辛いだけだし。
JRAの持続化給付金不正受給問題のあまりに甘過ぎる処分内容
日本中央競馬会(JRA)は4月10日、新型コロナウイルス感染症対策の国の持続化給付金の不正受給問題に対する処分を発表しました。
今年2月に漸く重い腰を上げて開始した調査に対し、虚偽回答をしていた調教助手3人を出勤停止としたのが最大の処分で、他は騎手13人は戒告や厳重注意に留まりました。
調教師はそれぞれ戒告3人、厳重注意16人、注意5人、厩舎従業員は3人が出勤停止、132人が厳重注意に留まったの
競馬関係者の持続化給付金不正受給問題で抱く疑念
日本中央競馬会(JRA)が調教師や調教助手らが、新型コロナウイルス感染症対策の国の持続化給付金を不正受給していた問題で、JRAは6日にこれまでに行った状況調査の結果を発表しました。
この件について、衆議院予算委員会でJRAの後藤正幸理事長が参考人招致されるなど、一大社会問題にまで発展しました。
国会質疑が行われた時点では、調教助手や厩務員の受給は確認されていましたが、新たに調教師19人と騎手13